VIDEO

1)「dolls」 
2)「茄子 アンダルシアの夏」 

Dolls [ドールズ] [DVD] 茄子 アンダルシアの夏 [DVD]
 新宿TSUTAYAのビデオ中古販売で購入。今頃中古ビデオ感はあるものの、先々週のルノワールの「トニ」を300円で購入できたりするわけで。「dolls」は全く不要な愚作だが、北野武作品は「その男、凶暴につき」から「BROTHER」迄ビデオで所有しているのだから買わない訳にはいかず、渋々購入。「座頭市」からDVDに移行したので、以後はDVDで。しかし、「HANA-BI」以降、どんどん低調になり、底にたどり着いたと思わせる「dolls」で北野武は終わったと思ったが。「座頭市」で初めて興行的な大成功を収め、監督生命の延命を計ることができた。しかし、これは自身も自覚しての延命処置で、あくまで座頭市というハコを利用しただけのハナシで、依然北野武の凡庸化の流れは止まっていない。次回作が既に決定している「座頭市2」になるのか、別作品になるのか不明だが、何とか挽回してほしいと思う。大体商業監督ではないのだから、毎年無理して新作を作る必要はなく、作りたいものだけを作れば良いのに。