ポスター 「新宿乱れ街 いくまで待って」「蔵の中」



 アテネを出てから次の予定まで時間が余ったので、神保町に出て古書店を周っていたが、偶にポスターを買う店に入り見ていたら、「蔵の中」が五百円だったので買っておく。横溝モノは義務的購入。

 どうもポスターは、市川崑金田一シリーズ五作を十年前から固定で置いてあるせいで、他に入る余地が少なくて、買ってもそのまま置きっ放しになっていることが多い。幸いここらが千円で買える程度のものなので、ポスターに大枚をはたく趣味を持ち合わせなかったのは幸いだったと思う。せいぜい千円代でしか買わない。買っても外に出せるかどうかわからないから。

 「ポルノの女王 にっぽんSEX旅行」もあったが、少し高いので逡巡し、まあ、また今度にする。以前もそれで「日本暗殺秘録」を買い逃した。で、「新宿乱れ街 いくまで待って」が1500円だったので購入。

 しかし、まあ、部屋の入り口はゴダールや「黒い十人の女」が貼ってあるから良い様なものの、奥に行くと金田一モノのおどろおどろしい凄惨なポスターとロマンポルノの乳出してるのが置いてる部屋ってのは如何なものかという意見もよく聴くが、こればかりは趣味が強調して出てしまうので仕方なし。