映画「憂国」公開へ


 既に先月末から、今出ている三島由紀夫全集の別巻として収録されると予告は出ていたようだが、ま、裏DVDみたいなもので、と言うか一時期の「愛のコリーダ」完全版見たいなと言うか、海外から画質の悪い海賊版を入手することは可能だったので(ここ数ヶ月突如海賊版の入手が簡単になり価格も下がっていたのは正規版が出るからだったか。と言うことは、9月にDVDが出るという噂の「LET IT BE」海賊版も値崩れを起こせば噂は確実ということか)最近妙に観たくなり、買おうかと思っていた矢先だけに、今回の公開&DVD化は驚愕且つ嬉しい。
 元大映プロデューサーの藤井浩明氏は以前から海外にはプリントがあるからそのルートから、といったハナシをしていたが、オリジナルネガの保存状態も良いようで、高画質のDVD化が期待できる。しかし、まあ、このライト側へ伸びていっている御時世に何故かタイミング良く出てくることだ。

渡辺文樹新作「御巣鷹山」


 既に一部で話題になっているが、上映会に行かれた方が撮影した、いつもの渡辺映画上映会的不穏感を煽る写真の数々がコチラに。
 ラストは例によって主人公を演じる渡辺文樹が何故か『大チャンバラを繰り広げる』そうで‥
 ゴダールは北村龍平の「Versus」を観てて「キル・ビルvol.1」より良い出来と言ってるし (ハスミンが突如ビッグマウスを褒め称える可能性が)、映画にまつわる不穏感が漂う2005年夏。