2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

書籍

1)「大島渚1968」大島渚(青土社) ☆☆☆☆★ 読了。「大島渚1960」に続く本作が何故「大島渚1968」なのかというと、後年は寡作になった大島も、作るべき時には量産している。殊に年間3本も撮った年が2回あり、「青春残酷物語」「太陽の墓場」「日本の夜と霧」を撮…

DVD

1)「スーパーガール」 幼少時に「スーパーマン」でアメリカンヒーローに心酔したのだから、当然従妹のスーパーガールにも偏愛の情は沸くわけで、購入。幼少時のTV放映で初めて観た際、いつスーパーマンが出てくるのかと待っていたものだが…メインテーマ曲と…

雑誌

1)「映画芸術 408号」(編集プロダクション映芸) 再び版型が大判に戻って以降、発売も定期的になり良かった。売れ行きもそれなりに良いようである。しかし表紙は小川徹時代とデザイン含めて同じというのは問題だ。 巻頭特集は『「68年」そして映画』。荒井晴…

中島らも死去

最も好きなエッセイの書き手は3人。小林信彦と伊丹十三、中島らもである。 事故の報を聞いた時から、ある種の予感はあったのだが、執行猶予中の事故死という結果になった。 個人的なベストは自伝要素の強い「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」で、何度も読ん…

古本

1)「美味しんぼ 脚本」大森一樹 (松竹) 2)「鉄砲玉の美学 プログラム」(ATG) 3)「山田洋次作品集1」(立川書房) 4)「日付のある映画論 松田政男のシネ・ダイアリー」松田政男 (ブロンズ社) 5)「新人監督日記」和田誠 (角川書店) 京王古書市が開催中であること…

食玩

1)「王立科学博物館 第二展示場 白のパイオニア」 2)「王立科学博物館 第二展示場 黒のフロンティア」 秋葉原海洋堂の先行販売にて2種箱買い。食玩にはさほど手を出す方ではないが、宇宙開発モノは別。前作は、箱買いしてるのにシークレットが出ないばかりか…

雑誌

1)「QRANK Vol.7」(P2P NETWORK) 流石に購読を止めようかと思わせる薄さにも係わらず惰性で購入。 2)「キネマ旬報 創刊号 1919.07.11」 買ったわけではなく、85周年記念に無料配布していたもの。キネ旬の記念すべき創刊号、と言っても僅か4枚のモノで、以前…

文庫

1)「「妖しの民」と生まれきて」笠原和夫(ちくま文庫) 笠原和夫の発言の面白さに気付いたのは、「映画芸術」の「プライド]を巡る対談だった。以降、幻冬舎アウトロー文庫で品切れ寸前だった「破滅の美学]「仁義なき戦い・脚本集」を購入し、数年を経て「昭和…

書籍

1)「大島渚1968」大島渚(青土社) 発売が来月末と思い込んでいたので、書店で見かけて慌てて購入。1995年から断続的にインタビューして、「大島渚1960」同様の作りにはなっているが、一見したところ、後半に小山明子、佐藤慶、佐々木守のインタビューを入れて…

映画

1)「子猫をお願い」(ユーロスペース) ☆☆☆★★★ 2001年 韓国 オ・ギスミン カラー ビスタ 112分 監督/チョン・ジェウン 出演/ペ・ドゥナ イ・ヨウォン オク・ジヨン 2)「赤線」(ライズX) ★★★ 2004年 日本 M6 TRANCE PICTURE WORKS カラー ビスタ 90分 監督/奥秀…

青山ブックセンター新宿店跡地にブックファースト出店

id:Etsukoさんより ルミネ2館にブックファーストが入店、8/1オープンだそーで。余りの速さに少々驚く。ま、あの場所がそんな長期間空くわけもないとは思っていたが、それにしても早い。とりあえず書店が入ることは嬉しいが、青山ブックセンターの『場』とし…

本の噂

蓮實重彦の映画狂人シリーズ最終作「映画狂人 最後に笑う」が発売される。

雑誌

1)「映画秘宝 9月号」 洋泉社 購入。映画番長シリーズで唯一気になっていた高橋洋の監督作「ソドムの市」の記事において、仕込み杖を持った市郎から「ソドムの市」というタイトルであることを知り驚愕。しかし、このヒトも仙頭全盛期に「女優霊2」を監督する…

本の噂

「大島渚1968」が近日発売される。「大島渚1960」が93年発売だから、実に11年である。99年の「御法度」公開時の「ユリイカ」で近日発売と予告されていたものの、翌年以降大島が再び体調を崩した為、発売も延期になっていた。よもや発売されないのではな…

映画の噂

「宇宙戦艦ヤマト」復活だそうだが、これはまあ、以前から石原慎太郎に原作書かせたり、笠原和夫に脚本書かせたり、あるいは10年ほど後にはシド・ミードにデザインさせたり、待望の声もないのに画策して頓挫させる方がいらっしゃったのだが、驚いたのはプロ…

雑誌

1)「キネマ旬報 8月上旬特別号」キネマ旬報社 購入。創刊85周年記念号前編。5年単位で似たようなことをやっているので、変化をつけようと『映画人から映画人へのリスペクト』等、特集に一工夫してあるが、成功とは言い難い。むしろ映画批評の活性化の為の論…

書籍

1)「遊撃の美学 映画監督 中島貞夫」ワイズ出版 ☆☆☆☆★ 読了。正に貪るように読んだ。やはりプログラムピクチャーの監督が自身のフィルモグラフィーを 語ると無類に面白い。(以下続く) 2)「三谷幸喜のありふれた生活3 大河の日日」(三谷幸喜) 朝日新聞社 購入…

映画

1)「セックスドキュメント 金髪コールガール」(VIDEO) ★ 1973年 日本 東映東京 カラー シネスコ 監督/野田幸男 声の出演/山田康雄 「遊撃の美学 映画監督中島貞夫」を読んでいると、中島貞夫がヤクザ映画、時代劇に止まらず、ポルノ時代劇、ポルノドキ…

青山ブックセンター閉店

青山ブックセンターが破産申し立てによる閉店。一昨日も立ち寄っただけに驚く。青山本店、新宿店、六本木店への愛着深かった者としては動揺せざるをえない。ここ数日、新宿店で新刊入荷がやや滞っているのではないかと何気に思っていたのだが。 新宿店は帰り…

映画の噂

今日発売の「週刊文春」連載の小林信彦「本音を申せば」は、「下妻物語」が取り上げられている。小林信彦に「下妻物語」を観て欲しいと願っていた者としては、嬉しい。しかも大絶賛である。「ニッポン無責任時代」以来の意外な面白さ、という小林信彦の著作…

DVD

1)「filM 空の鏡」 既にビデオリリース版を持っている上に、購入した友人に見せて貰ったらチャプターもないは、メニュー画面もなく、PVなので当然テレシネし直すわけもなく、誠に不要な一品だと思ったのだが、フト、篠田昇が亡くなった事だしなどと考え購入…

DVD

水野晴郎シネマ館 1)「キリマンジャロの雪」 2)「ふたりの女」 3)「マクリントック」 4)「愛のアルバム」 5)「片目のジャック」 6)「アンナ・カレニナ」 7)「バリ島珍道中」 8)「キング・ソロモン」 9)「古城の亡霊」 10)「黄金の腕」 カバヤ食品から発売さ…

覚書

観る映画 「午後の五時」「ハナのアフガンノート」「マインド・ゲーム」「茶の味」「赤線」「子猫をお願い」「IZO」「地球で最後のふたり」「パッション」「ワイルド・レンジ/最後の銃撃」「白いカラス」「ロスト・イン・トランスレーション」「プッシー…

書籍

1)「ミシン」(嶽本野ばら ) 小学館 ☆☆☆★ 読了。映画の「下妻」は良い。原作も意外と悪くなかったと、そこかしこで言っていたら、野ばらはここから読んでくださいと熱心なファンの方から渡されてしまったので、読んでみた。例によってあっという間に読めてし…

日本映画専門チャンネル

9月の速報より目ぼしい作品を。 「新座頭市 破れ!唐人剣」「また逢う日まで」「恋文」「愛染かつら」「わが愛を星に祈りて」「千曲川絶唱」「御用金」「風速七十五米」「パルコ フィクション」「湯殿山麓呪い村」「愛・旅立ち」「沖縄列島」「ユンボギの日…

書籍

1)「映画狂人、語る。」(蓮實重彦) 河出書房新社 ☆☆☆☆ 読了。対談篇となる本書に収録されている中で、野上照代・伊丹十三との「黒澤明 あるいは旗への偏愛」は伊丹十三の「自分たちよ!」と「文藝別冊 黒澤明」で、金井美恵子との「淀川長治 継承不能な突然…

DVD

1)「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 2)「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 」 3)「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 」 4)「アミスタッド 」 廉価版販売価格よりもかなり安価で販売している店があったので購入。「BTTF」は3作共LDで所有し…

雑誌

1)「Invitation 8月号」 リニューアル後、「SPA!」でもカルチャー誌からすっかり映画誌にと書かれていた通り、今号は『これからの日本映画123本総チェック!」という個人的には嬉しい企画だが、商売的には大丈夫かと心配になるぐらいで。先月号で危惧し…

新書

1)「青山真治と阿部和重と中原昌也のシネコン!」リトル・モア ☆☆☆★★ 読了。或る意味21世紀版「映画千夜一夜」ではないかと。淀川=中原を中心に置き、蓮實=青山と、山田=阿部が日頃見せない面を見せつつ映画歓談に花が咲くという…個人的には未知なモンテ…

書籍

1)「遊撃の美学 映画監督 中島貞夫」ワイズ出版 新文芸坐に「中島貞夫緊急アンコールナイト」の整理番号付き前売り券を購入するために立ち寄った際、入荷していたので購入。「昭和の劇 映画脚本家 笠原和夫」「映画監督 深作欣二」に続く書として相応しい。…