雑誌

1)「Invitation 8月号」

 リニューアル後、「SPA!」でもカルチャー誌からすっかり映画誌にと書かれていた通り、今号は『これからの日本映画123本総チェック!」という個人的には嬉しい企画だが、商売的には大丈夫かと心配になるぐらいで。先月号で危惧した通りにコトは進行し、中原昌也ばかりか町山智浩も消えた。蓮實の映画評は当然予想通りの「スパイダーマン2」。
 今回の日本映画特集(邦画という言い方が急速に消えつつある)で知らなかった作品は熊切和嘉の「揮発性の女」と「ニケの風」ぐらいか。公開情報として青山真治の「レイクサイド・マダーケース」は来年初頭東宝洋画系にて公開とのこと。奥山Jrが関連するとイメージフォーラムでしか掛からないとか、仙頭が噛むと岩波ホールだけとか悲しい状態が続いているので、本作もよもや神保町のみの公開かと思い込んでいただけに良かったなと。