2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

TV

野沢尚のことで茫然となり書き忘れていたが、昨日の「BSマンガ夜話」は遂に「まんが道」が登場。相変わらず直前にテキトーに読み散らかして事実誤認を喋りまくるオタキングは無視するとして、長谷邦夫の「漫画に愛を叫んだ男たち」への言及があったのは良…

映画の噂

噂の吉田喜重全作上映は、ボレボレ東中野で9/11より上映。9/11蓮實重彦、9/18吉田喜重、9/25岡田茉莉子、10/1蓮實重彦、岡田茉莉子、吉田喜重によるトークイベント有り。 又、「映画監督吉田喜重もうひとつの顔」と題して8/7(土)14:00〜16:30青山ブックセ…

新書

1)「青山真治と阿部和重と中原昌也のシネコン!」 リトル・モア 全編語り下ろしかと思い込んでいたが、実際は「リトル・モア」誌に断続的に掲載された対談に語り下ろしを加えて新書化したもの。今日あたり出るだろうと青山ブックセンターを見たがなかったも…

脚本家 野沢尚自殺

先日の篠田昇に続いて、個人的に思い入れの強い映画人がまた唐突な死を迎えた。しかも篠田の様に生きたかったに違いない人を横目に、自ら命を絶つなど言語道断である。 野沢尚は脚本家としての憧れであり、理想の姿であった。何せ日大映画学科卒業と同時に城…

雑誌 「季刊リュミエール (12)」

1)「季刊リュミエール (12)」 同じくブロードウェイにて購入。表紙が若干折り目がついているので420円也。「季刊リュミエール 」は大体マニアが読み潰しているので、美麗な古本として、お目にかかる機会はまづないので、読めれば良い。

DVD

1)「四月物語」 中野ブロードウェイにて購入が延びていた「四月物語」を篠田昇追悼の意もあり中古購入。これで「Fried Dragon Fish」のDVDを買えば岩井俊二コンプリート完了。と言っても「Fried Dragon Fish」はビデオ版を持っているので再編集をしている…

映画

この監督、この一本。 1)「嵐を呼ぶ十八人」(ラピュタ阿佐ヶ谷) ☆☆☆★★ 1963年 日本 松竹京都 モノクロ シネスコ 監督/吉田喜重 出演/早川保 香山美子 松井英二 岩本武司 遊撃の美学 映画監督・中島貞夫 2)「狂った野獣」(新文芸坐) ☆☆☆★★ 1976年 日本 東映京…

映画の断片

友人が持ってきてくれたDVDで「長靴をはいた猫」を観る。テレシネし直しているので、目が覚めるような発色でDVD化されており驚く。 幼少時にTV放映で観たきりだが、異様に面白く、全く現在から観ても遜色がない。しかし、注目は原画宮崎駿の存在で、…

映画

遊撃の美学 映画監督・中島貞夫 一応、中島貞夫教授の「シナリオ創作論」を受講したり、担当教授の急病で卒業論文「映画監督伊丹十三―食と性への固執」を読んでいただいた恩はあるのだが、殊映画監督としての中島貞夫については、知識のみで、実際に作品を観…

文庫

1)「世界の喜劇人」(小林信彦) 新潮文庫 ☆☆☆☆★ 「日本の喜劇人」の姉妹篇という趣だが、実際はギャグを一つ一つ具体的に記すという、現在から読んでもとんでもないことを成し遂げた奇書。ビデオやDVDで、これらの作品が簡便に観られる時代になっても、本…

撮影監督 篠田昇死去

篠田昇の死去を知り茫然としている。52歳だった。岩井俊二の全映画、相米慎二、井筒和幸、利重剛等とのコンビ、その他「真夜中まで」や「MISTY」等、作品を観れば、篠田昇の撮影であることが一目でわかった。今後の日本映画を代表する巨匠カメラマンと…

市川崑DVD

DVDでコンプリートしたい監督というと極限られてくる。既に果たした黒澤明以外だと、大島渚、更には溝口、成瀬といった常識的名前も思い浮かぶが、とは言え、失われた作品も多く、傷みも激しい為、どうしてもDVDで観たいとも思わない。最近の監督であ…

雑誌

1)「映画秘宝 8月号」 三池崇の「IZO」詳細に期待膨らむ。殊に松田龍平演じる「やんごとなきお方」に。イメージフォーラムでの単館上映らしいが、ライトウィングな方々から口撃されて、「大病人」の如く、イメージフォーラムの小さなスクリーンが日本刀で斬…

雑誌

1)「キネマ旬報 7月上旬号」 大高宏雄の「ファイトシネクラブ」で、新作ゴジラ製作発表会見場での菊川怜の宝田明への非礼ぶりを批判しているが、至極納得。高学歴な割に品に著しく欠けるこの方、上戸彩といい、オスカープロモーションは元がモデル事務所であ…

新書

1)「日本映画 ぼくの300本」(双葉十三郎) 文春新書 「外国映画ぼくの500本」に続いて双葉十三郎選出作品を300本、寸評と共に紹介したものだが、文芸春秋社は淀川長治亡き後、盟友かつ『最後の映画批評家』(小林信彦が命名)である双葉十三郎を、自社雑誌での…

映画予定メモ

「白いカラス」「スターシップ・トゥルーパーズ2」「午後の五時」「「スイミング・プール」「ロスト・イン・トランスレーション」「茶の味」「パッション」「プッシーキャット大作戦」「21グラム」「デイ・アフター・トゥモロー」「スパイダーマン2」「69」…

雑誌

1)「DV JAPAN 013」 恒例季刊誌の惰性購入。再びリニューアルして1500円の割にペラペラな内容。NAB2004のレポートでのHDVの各社の進展具合とモックアップ写真からの予想が読みどころかと。

映画の噂

熊切和嘉の新作は日野日出志の「蔵六の奇病」を実写化。熊切和嘉は「最も危険な刑事まつり」や「夏の花火編 -あさがお-」「冬の花火編 -妹の手料理-」等ショートフィルムや中篇も多いので、フィルモグラフィーが見辛くなってきたが、一応「アンテナ」に続く…

映画

1)「下妻物語」(シャンテシネ) ☆☆☆☆ 2004年 日本 『下妻物語』製作委員会 カラー ビスタ 102分 監督/中島哲也 出演/深田恭子 土屋アンナ 宮迫博之 篠原涼子 http://d.hatena.ne.jp/molmot/20040531に続いて二回目の「下妻物語」。有楽町では年齢層が幅広い観…

映画の断片

日本映画専門チャンネルでOAされた「クレージー黄金作戦」のラスヴェガスのホテル内での、「ウナ・セラ・ディ東京」をフューチャーした一連のザ・ピーナッツ、ブルー・コメッツ、ジャニーズ、クレージーによるショー部分を眺める。例のラスヴェガスでのク…

映画

1)「続激突! カージャック」〔THE SUGARLAND EXPRESS 〕(NHK衛星) ☆☆☆★★ 1973年 アメリカ カラー シネスコ 110分 監督/スティーヴン・スピルバーグ 出演/ ゴールディ・ホーン ベン・ジョンソン ウィリアム・アザートン

DVD

1)「愛の亡霊」 大島渚DVDコンプリートも先が見えてきたので、中古屋で見かければ即購入気味。今回は、おすぎが出演している「愛の亡霊」を購入。これで残りは「忍者武芸帖」と「夏の妹」という重要度の大変低い作品を買わねばならないが、仕方ない。

日本映画専門チャンネル

8月放送作より目ぼしいものを。 「吾輩は猫である」「東京オリンピック」「宇宙人東京に現わる」「忍者武芸帳」「あさき夢みし」「秋立ちぬ」「まごころ」「日本一の男の中の男」「沖縄列島」「ユンボギの日記」 未ソフト化だと「ユンボギの日記」が。劇場で…

雑誌

1)「Invitation 7月号」 先月号から編集長が変わり「婦人公論」かというような表紙になってしまい、内容も女がどうとか男の何とかとか、女性編集長に代わったのが丸分かり気味。危惧されるのは町山智浩や、中原昌也らが排除されないかという点。 蓮實重彦と…

文庫

1)「下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん 」(嶽本野ばら) 小学館文庫 ☆☆☆★★★ 映画があまりに良かったので、原作に手を出す事に。しかし、まさか 嶽本野ばらの作品を読む日が来ようとは。 確認したかったのは文体で、一読して納得した。「青春デンデケデ…

LD

1)「恋する惑星」 新宿ビデオセンターに500円であったので購入。DVDもビデオ版マスター使用とかで不評だったので、再発が待たれる作品。この作品を95年夏に三宮アサヒシネマで観たことを思い出す。

「女たちよ! 」「たかが映画じゃないか 」

文庫 1)「女たちよ! 」(伊丹十三)文春文庫 ☆☆☆★★ 至上の楽しさを味わえる名エッセイだが、今回は女性蔑視と、後期伊丹作品に感じられた嫌味さが伺えて絶賛とはいかず。とは言えスパゲッティの正しい作り方など、面白いことこの上なし。 2)「たかが映画じゃ…

雑誌

1)「キネマ旬報 6月下旬号」キネマ旬報社 2)「ダ・ヴィンチ 7月号」メディア・ファクトリー 3)「STUDIOVOICE アニメを見る方法 Vol.343」 INFAS キネ旬は惰性。今年創刊85周年を迎えるというのに、紙質を変えて分厚く見せ始めた頃から末期的状態。 「スタジ…

古本

1)「蔵の中・鬼火」(横溝正史)角川文庫 2)「日本赤軍を追え」(高木規矩)現代評論社 3)「誘拐」(本田靖春)文藝春秋 4)「フィルムメーカーズ・北野武」(淀川長治責任編集)キネマ旬報社 5)「さよなら映画、また近いうちに」(田山力哉)キネマ旬報社 6)「ユリイカ…

映画

1)「ビッグ・フィッシュ」〔BIG FISH〕(Tジョイ大泉) ☆☆☆★★★ 2003年 アメリカ カラー シネスコ 125分 監督/ティム・バートン 出演/ユアン・マクレガー アルバート・フィニー ビリー・クラダップ ジェシカ・ラング ティム・バートンの近作は、「スリーピーホ…