雑誌

1)「Invitation 7月号」

 先月号から編集長が変わり「婦人公論」かというような表紙になってしまい、内容も女がどうとか男の何とかとか、女性編集長に代わったのが丸分かり気味。危惧されるのは町山智浩や、中原昌也らが排除されないかという点。 蓮實重彦と彼等が並んで映画評を書いていることが、この雑誌の良いところなのだが。今月のハスミンのオススメは先日の「蓮賓重彦日本映画を語る」でも熱く推しておられた「子猫をお願い」。
 今月は「DVD&ホームシアターは男の道楽」という掲載誌を間違えたかのような特集。表紙は80年代に、やすきよ林正之助ギャングスタイルで話題になったスチールを、現社長とダウンタウンで再現するという微妙に時代感覚のズレた代物。何かと批判が多い雑誌だが、こーゆー80年代色を未だに引きずる節操のないカルチャー誌は好きなので。