2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
市川崑追悼番組として、『NHKアーカイブス』では、下記二本の作品が放送される。 殊に貴重なのは、『婦人の時間「この人この道 市川崑」』という番組で、初めて聞く全く未知の番組だ。『東京オリンピック』準備中の時期らしいが、この頃の市川崑の動画という…
東京では完成披露上映以降、幾つか関係者を主にした形での上映が行われた高橋洋監督の新作『狂気の海』だが、未だ一般公開されていない。多くの観客と共に再び劇場で本作を観たいという思いに駆られるが、大阪では一足先に一般公開されている。しかも沖島勲…
毎回更新を心待ちにしている池島ゆたか監督の日記『甘い生活』の第73回で、小林悟監督作『肉体の市場』が、池島ゆたか監督が中心になって進めているピンク映画46年の歴史を記録した本に収録されるという記述があった。現存しているのはフィルムセンター所蔵…
1999年にNHKで製作された『映像美の巨匠 市川崑』は、今思い出しても充実した特集番組で、池部良、船越英二といった初期、中期の常連俳優にもしっかりインタビューしているし、その膨大なフィルモグラフィーを丁寧に掘り下げており、市川崑を特集した番組と…
昨日亡くなった敬愛する市川崑監督の業績を数回に分けて振り返ってみたい。1965年に毎日放送で製作した伊丹一三主演のテレビドラマ『源氏物語』の映像も一部紹介する予定。 まずは、CM監督としての市川崑を見ていきたい。 市川崑が初めてコマーシャルフィ…
御冥福をお祈りします。最後に石坂浩二で金田一の新作を観ることができて幸せでした。
1/1(火) 新年といえども、今年は三十路に突入することがどうやら決定的となり、諸々回避策を探るも不可のようなので憂欝である。 今年初めてのDVDは、田尻裕司の『姉妹OL 抱きしめたい』(☆☆☆★★)。劇中で何度も流れる「カノン」と共に心地よい涙を流す。 …
以前にも書いた『R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.4』も来月に迫り、予告編が公開されるなど動きが活発になってきている。個人的なイチオシは、平沢里菜子の早過ぎる自身の総括をやってのけた『つまらないあたしのどうでもいい物語』(成人館公開題:奴隷)と…
2007年の『映画芸術』ベストテン9位にランクインした富田克也監督作『国道20号線』が、『映画芸術』のマンスリー企画「映芸マンスリー」で上映される。 ごく一部で上映されたに過ぎないので観ていない人も多い筈で、恐らく『ユダ』以来ぐらいの、こんな作…
村上賢司の全貌は未だ掴めない。個人映画、セルフドキュメンタリー、商業映画など、人はカテゴライズして分かったようなそぶりをしようとするが、そのような分類など真っ平だと言わんばかりに各ジャンルの往復を過剰なまでに繰り返し、毎年作品を量産し続け…
映画芸術 2008年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 編集プロダクション映芸発売日: 2008/01/30メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 現在発売中の『映画芸術 422号』で、「2007 日本映画ベストテン&ワーストテン」に参加させていた…