文庫
1)「女たちよ! 」(伊丹十三)文春文庫 ☆☆☆★★
至上の楽しさを味わえる名エッセイだが、今回は女性蔑視と、後期伊丹作品に感じられた嫌味さが伺えて絶賛とはいかず。とは言えスパゲッティの正しい作り方など、面白いことこの上なし。
2)「たかが映画じゃないか 」(和田誠・山田宏一)文春文庫 ☆☆☆★★★
十年前に買って積読のまま放置していたので改めて読み直す。和田誠の映画ファンとしてのマニアックさとそうでない部分のバランスの良さに感心しつつ、今の自分は圧倒的に山田宏一的ありかたに肩入れしてしまう。