雑誌

1)「キネマ旬報 7月上旬号」

 大高宏雄の「ファイトシネクラブ」で、新作ゴジラ製作発表会見場での菊川怜宝田明への非礼ぶりを批判しているが、至極納得。高学歴な割に品に著しく欠けるこの方、上戸彩といい、オスカープロモーションは元がモデル事務所であるせいか、タレントの基本的な教育に配慮がなさすぎる。しかし、キネ旬で、この手の問題提起を未だにやっているのは、大高宏雄ぐらいではないか。山田宏一の「サンダンスカンパニーの怪談」の掲載拒否にしてもそうだが、買収に次ぐ買収で映画会社の傘下に入ってしまった映画雑誌に問題提起を期待するのが無駄か。本来「コンクリート」の上映中止問題の検証をページを割いて行わなければならない雑誌なのに。
 

2)「DVDぴあ7」
3)「ピクトアップ♯29」

 惰性惰性と言いつつ、案外然るべき情報をそれなりの濃度で提供しているのだから29冊も購入し続けたのだと、購入を断ち切れない不甲斐無さを自己弁明しつつ、若手映像関連者の周辺状況を得るには良いかと。