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「午後の五時」「ハナのアフガンノート」「マインド・ゲーム」「茶の味」「赤線」「子猫をお願い」「IZO」「地球で最後のふたり」「パッション」「ワイルド・レンジ/最後の銃撃」「白いカラス」「ロスト・イン・トランスレーション」「プッシーキャット作戦」「スイミング・プール」「丹下左膳・百万両の壷」「父と暮らせば」「偽れる盛装」「白昼夢」「華氏911「誰も知らない」キング・アーサー」「69」「ブラザー・フッド」「21グラム」「スパイダーマン2」「ハリーポッターとアズカバンの囚人」「サンダーバード

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7/17 NHK教育「ETV特集 異才が語る江戸川乱歩の世界」22:00〜23:30

江戸川乱歩映画祭−乱歩とその時代− 

 9月4日〜17日に新文芸座で『 江戸川乱歩映画祭−乱歩とその時代−』が行われる。
 上映作品は「江戸川乱歩の陰獣」「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」「盲獣」「黒蜥蜴」「少年探偵団・第一部 妖怪博士」「怪人二十面相 三部作」「蜘蛛男」「黒蜥蜴」「修羅桜」「死の十字路」「人間椅子」「双生児」「D坂の殺人事件」「屋根裏の散歩者」陽炎座」「ツィゴイネルワイゼン」「白夜の妖女」「滝の白糸」「桜の森の満開の下」「不連続殺人事件」「本陣殺人事件」「八つ墓村」「悪魔の手毬唄」「犬神家の一族」 「夢野久作の少女地獄」「江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者」「RANPO 黛バージョン」「ユメノ銀河」。
 
 乱歩ものは映画での成功例が少ない上にほとんどビデオ化されているし「恐怖奇形人間」は一時、上映を見つける度に出向いていたので、今回はパスかなと。「修羅桜」は観たい。個人的にはやはり横溝なので、フィルムでは観たことがない「本陣殺人事件」「八つ墓村」「悪魔の手毬唄」が。しかし、「RANPO」が黛バージョンのみなのは、松竹が奥山版を出し渋っているのか。本来更にインターナショナルヴァージョンも加えて上映しなければならない筈だ。旧角川映画のDVD化における角川春樹事務所のクレジット削除にしてもそうだが、奥山Jr関連作は一切封印しようとする松竹の体質は、「日本の夜と霧」の不透明な上映打ち切り後、名画座、大学等へのフィルム貸し出しを一切認めなかった40数年前と何ら変わりはない。ケースは違うが石原プロの「黒部の太陽」にしても、ようやく再公開を認めたかと思ったら、石原プロ主催の上映会で『無料招待』された観客にしか見せないという傲慢ぶり。嘗て自由に観られた作品を再び観る権利を不当に奪う行為は映画への冒涜である。