『恋するガリア』

2)『恋するガリア』〔GALIA〕 (DVD) ☆☆☆

1965年 フランス モノクロ ビスタ 104分
監督/ジョルジュ・ロートネル     脚本/ ベア・カッチャ ジョルジュ・ロートネル     出演/ミレーユ・ダルク フランソワーズ・プレヴォー ヴェナンチーノ・ヴェナンチーニ ジャック・リベ
恋するガリア [DVD]

 三択はできない

 本日は以前も記した通り、早稲田大学で「失われた映画を求めて-アーカイヴ構築プロジェクト・コレクション公開」、新宿ガーデンシネマで「岩井俊二×市川崑トークショー」、青山ブックセンターで「『吉田喜重 変貌の倫理』『表象の奈落』(青土社)刊行記念 吉田喜重+蓮實重彦トークショー 「映画とフィクションの新たな地平をめぐって」が夫々同日同時間帯に開催されるので迷いに迷っていたが、結論的には結局全てをキャンセルして何も無かったかのように振舞う。ま、もう二度と目にすることはないであろう岩井俊二×市川崑トークショーには行っておけば良かったと思わなくも無いが、ま、DVDが出るときに収録されるであろうし、案外公の席での市川崑の発言というのはそう面白くないので、パスした。では当初から予約していた吉田喜重+蓮實重彦トークショーに行けば良いのだが、二人の高い本を二冊買わされて入場料もABCにしては高いので、壱万近くかかることを考えると面倒になってきてパスし、早稲田で幻の作品を観たいとも思ったが、前の二つをキャンセルしてコレに行って気もそぞろになるのもアレなので、なら全部行かないでおこうかと。仕事も貯まってきていることだしと家で過ごす。
 夜半になって、友人尋ねて来る。年末に『ドキュメンタリーは嘘をつく』を観て、『A』が観たくなったとのことでDVDを借りに来たのだ。こちらも10年前に見せてもらった、大阪の朝日放送が深夜にひっそりと放送したフェイクドキュメント『青春トライ’97 衝撃映像!恐怖のポキノン星人』を再見すべくDVDに焼いて貰ったのをもらう。当時、内輪でかなり盛り上がって見ていたが、現在見直すとどうだろうか。何せ劇団遊気舎がメインの番組なので、リポーターが土田英生だし、10年の歳月を思う。ただ、この番組のせいで、フェイクドキュメントは、これぐらい濃厚な関西的やりすぎ感を入れ込んでくれないと満足しない体質になったのは良かったかのかどうか。あとついでに録画し忘れた年末のNHKのフェイクドキュメント『パーソナルコメディー 伊武さんルート外れてます』も受け取る。公式サイトを見たりした時は、面白くなるかなと思ったが、チラリと眺める限り微妙っぽい。
 友人は、バラエティの編集をやってるので、『映像作家・佐藤輝の世界 美空ひばりから尾崎豊まで』を見せると、案外『私がつくった番組』よりも、例の大暴走『遠くへ行きたい』やCMに喜んでいた。