映画 「キャバレー日記」「徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑」

116)「キャバレー日記」(シネマヴェーラ渋谷) ☆☆☆★★

1982年 日本 にっかつ カラー ビスタ 81分 
監督/根岸吉太郎     脚本/荒井晴彦    出演/竹井みどり 伊藤克信 上田耕一 北見敏之 岡本広美

117)「徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑」(シネマヴェーラ渋谷) ☆☆☆★★

1976年 日本 東映京都 カラー シネスコ 80分 
監督/牧口雄二    脚本/志村正浩 大津一郎     出演/川谷拓三 汐路章 風戸佑介 内村レナ 岩尾正隆

文庫 「帝都東京・隠された地下網の秘密〈2〉地下の誕生から『1‐8計画』まで」「ドナービジネス」「人生を救え!」

6)「帝都東京・隠された地下網の秘密〈2〉地下の誕生から「1‐8計画」まで」秋庭俊  (新潮文庫
7)「ドナービジネス」一橋文哉   (新潮文庫
8)「人生を救え!町田康いしいしんじ    (角川文庫)

帝都東京・隠された地下網の秘密〈2〉地下の誕生から「1‐8計画」まで (新潮文庫) ドナービジネス (新潮文庫) 人生を救え! (角川文庫)
 6)前作の内容以前に余りに酷い悪文に呆れ帰ったが、ネタは好きなのでトンデモ本に無駄金遣う。ま、文庫だし。秋庭俊大麻で逮捕されたからテレ朝クビになったと後で聞いて、悪文と構成の支離滅裂さをある種納得。
 7)一橋文哉の本は全部読んでいるが、本書だけ読んでなかった。考えてみれば、丁度10年前に「闇に消えた怪人―グリコ・森永事件の真相」の単行本が出て、発売と同時に直ぐ買って読んだ。以降、「三億円事件」「オウム帝国の正体」「宮崎勤事件―塗り潰されたシナリオ」「『赤報隊』の正体―朝日新聞阪神支局襲撃事件」まで単行本が出れば即購入し、「闇に消えた怪人―グリコ・森永事件の真相」や「三億円事件」は文庫化されると追加章があるというので、また買い直していた。その中で「ドナービジネス」だけは地味な印象があり、一連の有名事件の真相モノとは趣きが違うので、そのうちと思って放って置いた。又、21面相や三億円あたりまでは良かったが、オウムや宮崎勤となると、事件の大きさに対して一橋文哉の主張が食い足りず、敢えて言えばエンターテインメントになっていないな、と感じることも多く、やや興味が薄れてきた。それに、「新潮45」ではその後も世田谷一家殺傷事件などについて書いていたが、単行本化されないままだ。フト、買い逃していたのを気が向いたので買ったが、本書はどうだろうか。
 8)「人生を歩け!」が面白かったので、その前段階となる本書がうまい具合に文庫化されたので購入。