書籍

1)「花と爆弾 人生は五十一から」(小林信彦) 文藝春秋  ☆☆☆☆

花と爆弾 人生は五十一から
週刊文春」連載の2003年分をまとめたもの。相変わらずの至福のひと時を過ごせる名コラム48篇。
 70年代80年代の、自らが主体となり映画を観、TVを語っていた頃のコラムが極上だとは思うが、動かなくなった90年代以降のコラムは確かに魅力が落ちているとは思うが、枯れたなりの面白さは相変わらずで、その眼識は衰えることがない。現在作者は72歳だが、後20年は連載が続いて欲しい。