古本 「小林信彦60年代日記」

1)「小林信彦60年代日記」小林信彦 (白夜書房) ☆☆☆☆★★ 

 読了。圧倒的面白さ。今まで読めなかったことが悔しいぐらいで。小林信彦についていた優秀なマネージャーというのが、創造社の山口卓司であったことや、石堂が創造社を辞めた後戻ろうとした話、「絞死刑」への出演交渉、「チンコロ姐ちゃん」への大島からの監督依頼など、大島渚をめぐるエピソードだけでも凄いが、「日本の喜劇人」「喜劇人に花束を」「おかしな男 渥美清」「テレビの黄金時代」といった秀作の原点があり感動的だった。