故岡本喜八の遺稿脚本の処遇

 昨日書いた「幻燈辻馬車」の詳細が載っていた。東映京都で製作される予定で、出演は仲代達矢緒形拳。素晴らしい布陣だっただけに、つくづく惜しい。又、SF作品の脚本も上がっていたというだけに残念としか言い様が無い。しかし、この遺稿脚本を岡本喜八テイストを殺さずに映画化できるヒトは唯一人、夫人且つプロデューサーである岡本みね子が監督するしかない。実際、晩年の作品は実質岡本みね子が監督していたと言われるくらい、言語が不自由な岡本喜八に代わって現場を動かしていただけに、一番の適任だと思うので、岡本喜八追悼映画として実現を期待したい。