DVD 「ガス燈 コレクターズ・エディション」

22)「ガス燈 コレクターズ・エディション」

ガス燈 コレクターズ・エディション [DVD] 
 イングリッド・バーグマンは嫌いで、出てる作品も凡作が多いのに、何故か妙に持ち上げられているせいで名優の様に扱われていると思う。
 「カサブランカ」は過大評価され過ぎの普通のメロドラマでしかないと思うし、「誰が為に鐘は鳴る」も凡作だし、ヒッチコックとの「汚名」や「白い恐怖」がややマシで、怖がってる役なら何とか見れるという程度にしか思えない。そういう意味で「ガス燈」は好きな作品で、怖がるバーグマンが堪能できる。
 ワーナーのDVDは初期から徹底的な低価格路線且つ、両面一層で別ヴァージョンを収録して発売するなど、非常に好感が持てた。最近は2980円で特典を多数収録して再発売するなどしているが、それらも1年もすれば期間限定ながら1500円になる。本作も待っていた作品で、このご時世に今や見かけることの少ない両面一層で出していることにも驚くが、それも片面にバーグマンの「ガス燈」を収録し、もう片面に1940年版の「ガス燈」を収録している。オリジナル版があったこと自体驚きでDVD化で初めて知った。