ショーン・レノン「コインロッカー・ベイビーズ」映画化

コインロッカー・ベイビーズ(上) (講談社文庫)コインロッカー・ベイビーズ(下) (講談社文庫)
 「BS FAN」より。監督はCM,PV出身のミシェル・チベッタで彼とレノン他2名が脚本を書くとかで、今秋撮入。
 まあ、「コインロッカー・ベイビーズ」自体、元々は村上龍長谷川和彦のために書き下ろした脚本「コインロッカー・ベイビー」を映画化中止後に小説化したものだし、これまで何度か映画化の噂があったが常に流れている。
 ショーン・レノンは好きで、アルバムも買ってるし、ライブも行ったし、オヤジが係わった映画は面白いものが多いし、「僕たちの戦争」も良い。だから、ショーンが映画製作に乗り出すのは誠にケッコーなことだとは思うが、だからと言って「コインロッカー・ベイビーズ」に手をつけなくても良いじゃないか、という思いが強い。大体村上龍も「ラブ&ポップ」以降、堰を切ったように原作を手放してしまい、「69」までも映画化を許してしまった。その上「コインロッカー・ベイビーズ」とは、たまらない。
 では誰が監督に相応しいかと言うと、自分の年代だと「スワロウテイル」を観た後に岩井俊二が良いとも思ったが、これは反対意見も多いだろう。しかし「リィリィシュシュのすべて」などを観ていると、岩井俊二が相応しいとも思えるが。
 続報を待ちたい。