スゴバン/すごい番組がありましたーテレビマンユニオン レトロスペクティブPART1


id:matsueさんより。
テレビマンユニオン レトロスペクティブPART1」というのがライズエックスで行われるとのことで、その上映作が凄い。殊に長年観たかったテレビマンユニオン×伊丹十三のコラボ作「欧州から愛をこめて」と「天皇の世紀」が!「天皇の世紀」は都合で観れないが(まあ今、時代劇専門チャンネルで放送しているから良いが)、「欧州から愛をこめて」は、直ぐに受付登録をする。他にも「私がつくった番組『赤塚不二夫の激情NO.1!』」、「オズの魔法使い」、「日曜スペシャル 太平洋の生還者」「444の恐怖」等を観ることにする。で、料金が書いていないが大丈夫なのかと。裏テレビマンユニオンが顔を出して法外な料金を盗られたら泣く。

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 伊丹十三のテレビ時代はテレビマンユニオンと共に在り、ここでの作品を観ないことには、伊丹十三の全体像が掴みきれないと思っていたので、かなり嬉しい。
 余計なことを言えば、伊丹のTV番組の一本で、とある教授の長いハナシを流したと。このまま流せば視聴者は退屈すると言うので、伊丹はその教授のハナシの前に「この先生は喋る前にエーというのが異常に長いんです」とナレーションを入れたそうだ。すると、その教授がエ−と言うだけで視聴者は爆笑した、というエピソードがある。
 初めに被写体のとある特徴を視聴者に伝えておくことで、通常では見過ごす箇所へ視聴者を誘導する手法は、昨日観た「裏・人妻ドキュメント2 体を許すオンナたちの事情」の松江哲明の担当したパートでも見受けられた。被写体の女性の語尾が笑うといったテロップが出ることで、女性の喋りを注意して聞くようになり、その彼女の言語的特徴が何故なのか、という疑問がラストで明かされ、それが一種感動的思いを抱かせた。この作品を観て、前述の伊丹十三のエピソードを思い出した。