古本 「季刊リュミエール (9)」「季刊リュミエール (14)」「映画評論 1967.7」「シナリオ 1982.3」「太陽のあたる場所 第2稿」「東子」「日本春歌考 庶民のうたえる性の悦び」

22)「季刊リュミエール (9)」(筑摩書房
23)「季刊リュミエール (14)」(筑摩書房
24)「映画評論 1967.7」
25)「シナリオ 1982.3」
26)「太陽のあたる場所 第2稿(脚本)」
27)「東子(脚本)」
28)「日本春歌考 庶民のうたえる性の悦び」添田知道 光文社

 22)23)、「季刊リュミエール」コンプリート完了。各2000円也。足掛け1年2ヶ月を経て終了した。
 24)、足立正生の「銀河系」、羽生杏子・大林宣彦の「いつか見たドラキュラ」脚本掲載。両作とも現在でも観られているのだから時の腐食に耐えた自主映画だったということか。それにしても足立と大林は同時代にそれなりに重なった活動をしていたんだと改めて思う。知らぬ仲ではないらしいので、現在の二人が対談などしてくれたら面白いのだが。
 25)「水のないプール」脚本掲載。
 26)27)、奇しくも竹中直人関連作2作の映画化中止脚本2冊が各300円だったので。26)は山口貴義が監督する予定で1999年に松竹で映画化される筈だった。脚本にも既にキャストが記されている。しかし、奥山親子追放の煽りを受けて中止に。気になっていた作品だけに購入。しかし、奥山へは会社的にどういう思いを持とうが勝手だが、関連作品に罪はない。奥山色を除くことで、さぞかし現在の松竹は素晴らしい作品が連発されている筈だが、何故か撮影所まで無くなっているは、ゴミ映画しか作ってないわで、不思議なことがあるものだ。
 27)は竹中第4作として予定されていたが、資金不足で中止に。「東京日和」をあれだけ当てた実績があるヒトなのに。ま、竹中はもうすぐ「サヨナラCOLOR」が公開されるので良いか。気の毒なのは、せっかくブレイクする機会が訪れながら逃したままになっている山口貴義だ。
 28)大島渚の「日本春歌考」の原作が入手できた。原作があることは知っていた。カッパブックスの春歌ばかりを紹介した本であることも。又、大島達はタイトルだけを頂いた作品であることも。とは言え、一度読んでみたかったので購入。400円也。