DVD 「バトル・ロワイアル 2【鎮魂歌(レクイエム)】」「ブギーナイツ」「アマデウス ディレクターズカット」

122)「バトル・ロワイアル 2【鎮魂歌(レクイエム)】 通常版」
123)「ブギーナイツ
124)「アマデウス ディレクターズカット スペシャル・エディション」

バトル・ロワイアル II 鎮魂歌(レクイエム) 通常版 [DVD] ブギーナイツ [DVD] アマデウス ディレクターズカット スペシャル・エディション [DVD]
 122)新宿ディスクユニオンで中古1280円だったので購入。失敗作だが、開巻の空撮から都庁テロまでは素晴らしい高揚感を味わえる。悪口言いつつ、本作や手塚眞の「白痴」、「CASSHERN」といった作品には憎みきれないものがある。観直す度に悪い箇所が目に付くが、どうも金持ちの息子達が作る壮大な自主映画には弱いのかもしれない。あるいは、まだ戦争が続いている日本とか、大東亜共栄圏といった設定は、チープだなんだと言いつつ惹かれているのか。
 123)再発2500円でようやく出たので購入。PTAの作品は3本とも好きだが、「ブギーナイツ」と「マグノリア」は、観ている最中の面白さが終盤に行くに従って食い違ってくる思いがあり、「パンチドランク・ラブ」で遂に高い完成度に達したように思えた。しかし、公開時より観直していないので再見したかった。後は「マグノリア」の低価格再発を待つのみ。
 124)「アマデウス」を初めて観たのは15年ほど前にNHKでゴールデンタイムに放送した際だったか。その後、ワーナーから出た劇場版のDVDは買ったが、未だDVD初期時代だったので片面2層技術が安定していなかった為、今や珍しい両面一層で出た。DVDなのにLDみたいに途中で引っくり返さなければイケナイという凄いもので、但し「見知らぬ乗客」や「三つ数えろ」はアメリカ版とイギリス版のヴァージョン違いを夫々の面に入れるという有意義なことをしていたが。
 ディレクターズ・カットは未見なので楽しみだ。ハスミンの影響でミロス・フォアマンを低く見られるきらいがあるのは残念なことで、「アマデウス」以外にも「ラリー・フリント」が「ブギーナイツ」以上に面白い秀作だった。