年末年始の観る映画覚書

 元来盆暮れに映画館に行きたいとは全く思わない性分且つ、正月映画を早めに観ようとかも思わないので、たぶん年明けの空いた頃にポツポツ消化するつもりだが、とは言え正月第二弾が直ぐに控えているので、もたもたもできない。

「秘密のかけら」(←アトム・エゴヤン)、「天空の草原のナンサ」「ロード・オブ・ドックタウン」「ダウン・イン・ザ・バレー」「愛より強い旅」「東京ゾンビ」「いつか読書する日」「ある子供」「親切なクムジャさん」「奇妙なサーカス」「疾走」「ドミノ」「ゲルマニウムの夜」「ロード・オブ・ウォー」「ハリーポッタ−と炎のゴブレット」「SAYURI」「キング・コング」「男たちの大和

■特集上映
 伊丹十三の「ゴムデッポウ」、ラピュタ阿佐ヶ谷の(鳴呼!!七〇年代劇画イズムFOREV〉からは、1作目が凄い傑作だった牧口雄二田中陽造コンビの続編「玉割り人ゆき 西の廊夕月楼」とクリスチナ・リンドバーグ出演の「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」は必見。この作品の後にそのままリンドバーグを使ってもう一本というお手軽さで撮ったのが、中島貞夫の大傑作「ポルノの女王 にっぽんSEX旅行」となる。佐々木守足立正生共同脚本の異物感が凄まじかった「高校生無頼控」の続編「高校生無頼控 突きのムラマサ」も上映されるが、今回は原作の小池一夫自らの脚本だし、日本映画専門チャンネルでシリーズ全作が放映されるという快挙が決まったのでパス。
 フィルムセンターの松竹映画特集では大島渚の幻のデビュー作「明日の太陽」が上映される。