映芸掲示板から論争は生まれない

 発売後はある程度反応があるかと思って期待したが、くっだらない『失敬です』『失礼です』(最近は失敬とか失礼と感じさせることが最大の問題なのかと、フト自分に降りかかった事例にも同じ単語が入っていたので思ったが)といった誰に対して何が失礼なのかという類のモノしか来ていなくて失望。カラカイの目で見る分にはかなり面白いが。
 現段階では、荒井晴彦が脚本家であることを第三者が指摘し(普通調べるだろうに編集長の批判するなら)、ここで次の展開が、と思ったら、批判者が不味いと思ったようで身を引いてしまった。
 昔から、手紙では編集部宛に同様のモノは当然行っていたようだし、今回は掲示板という目に触れる場所に書かれていたので話題になったが、やはりこういう場で議論なり論争などというのは生まれないのだと思った。無知の横行、開き直り、感情のみで書かれるから、せっかくの荒井晴彦のワースト選出への貴重な批判だと思ったのに、『そんな微妙な細かいこと編集長のあなたが書いていてどうするんですか』=だって脚本家だからと返すだけで、一発で引っくり返せてしまうような、ヤワな批判では困る。
 或いは、映芸の他のページを読むと、和光晴生というヒトが拘置所から何か書いているとか、松田政男というヒトやら妙にキナ臭いと。あまり色々書くと日本赤軍が来るぞと、周辺の親切なヒトに教えられたのかもしれない。