古本 「ユリイカ 特集・溝口健二 1992.10.」「シネマッド・ティーパーティ」

9)「ユリイカ 特集・溝口健二 1992.10.」 (青土社) 
10)「シネマッド・ティーパーティ和田誠    (講談社文庫) 

シネマッド・ティーパーティ (講談社文庫) 
 中野ブロードウェイで用件済ませて、近所に住む友人呼び出して茶しばいて、雑談して徒歩で高円寺まで歩いて友人に未知の古書店を教えられる。アジアンドックという店で、あづま通り商店街にある。開店しているかどうかも一見しただけでは分かり難い。なんか夕方ぐらいからしか開いてないと言っていたが、確かに午後からのようで、狭いながらも充実の品揃え。棚が木なので黴臭くなくて心地よい空間。店主はあまり年齢も変わらないようなヒトで、趣味の店感が出ていて良い。かなり読み終わった自分の本を売っているのではという友人の説は一理ある。
 9)コレ前から欲しかったが、矢口書店なんか汚いやつが数千円してて、植草甚一みたいに消しゴムでは現在は無理なので修正液で消して適正価格に変えてやろうかと思ったぐらいだが、コチラでは500円だったので即購入。助監督時代の青山真治も寄稿している。
 10)和田誠の心地よいエッセイ。300円。初めて買った和田誠の本は単行本で「ブラウン管の映画館」。映画館もデカイレンタル店もない町に住んで、BSも開始当初で加入していなかった小学生の頃はテレビ放送される映画について書いたこの本が楽しかったし、古典映画の基本を教えられた。