書籍 「外国映画 ハラハラドキドキぼくの500本」

1)「外国映画 ハラハラドキドキぼくの500本」双葉十三郎  (文藝春秋)

外国映画 ハラハラドキドキぼくの500本 (文春新書)
 このシリーズは全く熱心に読んでいないのだが、そこらのつまらないガイド本よりも双葉13の方が遥かに信頼できるのは確かではある。双葉十三郎の新著なのでそのうちと思っていたが、義務的に購入。発売からちょっと購入が遅れたところが、こちらの本シリーズへの愛着のなさがよく出ているかと。
 「ぼくの採点表」の新刊が出れば直ぐ買うところだが。そーいえば、編集者の急死によって90年代篇からはキネ旬に続刊の出版が移った同シリーズだが、90年代篇以降の未収録分はどうなるのだろうか。双葉13が連載を続けていれば良いのだが、既に採点表自体は連載が中断したままだ。単行本に纏めるには量が少ないであろうから、その他の単行本未収録原稿、既刊から都合で落とされたモノを拾ってきて補刊として出すしかないだろうが、果たしてキネ旬がそこまでやってくれるかどうか。何せ「キネマ旬報ベスト・テン全集」にしたって、高いのに資料用だと割り切って、40・50年代篇、60年代篇、70年代篇と買ってあげているのに、見事にそのまま尻切れトンボで、以降5年間80年代篇や90年代篇が出る気配がない。などと思っていたらDVDにそれらのデータ全てを入れてバカみたいな高値で出すそうで、では書籍版を買ったこちらの身はどうなるのか。ハナからこんなもの売れないのは分かっているのだから、勢いつけて強引に出してしまえば良いものを。ま、90年代のもはリアルタイムで購入しているので、古本屋で100円程度で買えるから80年代は補うしかなさそうだ。