読了 「昭和のまぼろし 本音を申せば」

8)「昭和のまぼろし    本音を申せば」小林信彦  (文芸春秋) ☆☆☆★★★

昭和のまぼろし―本音を申せば
 直ぐに読めてしまうだけに単行本で買うのも何なのだが、時評だけに文庫待ちというわけにはいかない。毎週立ち読みで内容はチェックしているので、楽しみは薄いが、やはり小林信彦だけに、長澤まさみと「タッチ」を評した回など凄い。
 そろそろ中日新聞連載のコラムシリーズの新刊が出る筈なので楽しみにしているが、何でもこれまでの隔月から月1に変わったらしいので、そろそろキネ旬に戻ってコラムを書いてもらえないものか。間口の広い場所で書くのみでは、薄味と感じる時もある。