DVD 「したくて、したくて、たまらない、女。」「不倫日記 濡れたままもう一度」

「昼下りの決斗」「ピーウィーの大冒険」

108)「したくて、したくて、たまらない、女。」 (沖島勲
109)「不倫日記 濡れたままもう一度」〔ビデオ題:奥様はゆうれい 濡れたままもう一度〕 (サトウトシキ
110)「昼下りの決斗 特別版」 (サム・ペキンパー
111)「ピーウィーの大冒険 特別版」 (ティム・バートン

したくて、したくて、たまらない、女。 [DVD] 不倫日記 濡れたままもう一度 [DVD] 昼下りの決斗 特別版 [DVD] ピーウィーの大冒険 特別版 [DVD]
 108)、109)はアルタ裏のマツエDVD店で。情報を聞きつけて行った時は、二人連れの男が自分の直ぐ後に来て、あの地下のエロDVDだらけの一角に出現した、特定層が大喜びする一般作が全て999円で置いてあるのを眺めていた。二人連れの男は、ここの事か、などと感嘆しながら棚を眺めていたが、それにしたってエロDVDだらけの、さして広いとも言えない店の隅に三人の男がギュウギュウになりながら真剣に棚を眺め回しているいる光景は、他から見れば異様に違いない。
 その後も一度覗いて見たが、ピークは過ぎた様で配置されている品揃えに変化はなく、今日も偶々寄ってみたら、そう変化もなかったので、結局以前今度来た時あったらとやり過ごした2本を購入。ま、二千円だし安いものだ。
 108)は、沖島勲の監督第三作。知り合いから、若松・足立・沖島だったら何でも良いんでしょ?的なことを言われたことがあったが、案外そうでもなく、若松孝二でも出来不出来は相当激しいし、足立正生に至っては、はっきり言って映画はかなり下手である。いかに若松が安定したショットで繋いでいくことができているかを再確認させられるぐらいで、何本か良い作品はあるが、存在としての面白さから逆算して全作を無批判に賞賛する気は無い。沖島勲にしても、吉田喜重、若松、足立の優秀な助監督として有名だが、名助監督が必ずしも名監督にあらずの言葉通り、デビュー作の「ニュージャック&ベティ モダン夫婦生活讀本」も期待して観たら、随分空転していた。
 沖島勲は現在、洞口依子も出演する新作を芦沢明子の撮影で撮っているらしく(それにしたって、洞口依子は相変わらず濃ゆい文章を書きますな)、「YYK論争 永遠の“誤解”」以来となる新作だけに期待している。因みに「したくて、したくて、たまらない、女。」には、黒沢清も出演している。
 109)サトウトシキの96年度PG大賞受賞作。定価五千円って‥正規作品でも690円で出てしまう昨今のDVD事情を考えると、999円とは言わないにしても、せめて1500円〜2000円ぐらいで気軽に買えたら良いのにと思うが。それに、本作はまだ画質チェックしてないから知らないが、マスターがビデオ化当時のモノだったりすることも多く、この価格ならせめてテレシネやり直せよと思うことも多い。マスター流用作品ならそれでも良いから安価で出すような流れは出てこないものだろうか。
 110)で、そのワーナーの690円シリーズから、ペキンパーを。好評なのか同時に出た他の作品がもうない。早々に買わねばと思うものの、幾らなんでもペキンパーをこの価格にしてしまうかと、買い易いのは有り難いにしても、複雑な思いになる。
 111)随分観返してなかったが、以前も確か690円で出てた筈だが、久々に見るべく購入。