DVD 『犬神家の一族  コレクターズ・エディション』

142)『犬神家の一族 コレクターズ・エディション』 (市川崑

犬神家の一族 コレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD]
 義務的購入などではなく、やはり出たからには観たいという思いが先立ち購入してしまったが、これで実にビデオ版、LD版、初回DVD版、そして今回のコレクターズ・エディションと4種類も買ってしまったことになり、しかもビデオ版、LD版は確かに発売順に買ってはいるものの、中古購入なので、ここ10年の間に4種類購入していることになり、流石にそうなるとちょっとゲンナリする。

 せいぜい、ビデオで買っていた大好きな作品をDVDで買いなおした。例えば『タワーリング・インフェルノ』みたいに―という程度ならまだ良いのだが、この頻度で既発売メディアを全て買い漁っているのは我ながら嫌になる。何せ幾ら夫々全てテレシネをやり直したニューマスターだから画質に差異があるとは言え、同じ映画を何度も買っているにすぎないだけに如何なものかと。こんな真似は犬神以外には滅多にないことで、これを越えているのは『ラブ&ポップ』を、ビデオでレンタル版、セル版を両方所有し(ジャケのデザインが異なる)、同一マスターのLD版、DVDも初回版とSR版を買うという実に5種類所有しているが、これも実に無駄だと思う。後はビデオ、LD、DVDで夫々持っているのは『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(但し、これはビデオ・LDは同一マスターだが、DVDは再編集を行っている)、と『八つ墓村』(野村芳太郎版)ぐらいか。まあ、これぐらいで収まっているのは、かなりマシだとは思う。しかし、ここらへんは次世代メディアでも買い直してしまうんじゃないかと思うと恐ろしい。