イベント 『石坂浩二著『金田一です。』刊行記念 トークショー&サイン会 石坂浩二(俳優)×一瀬隆重(映画プロデューサー)〜祝!「犬神家の一族」公開−ぼくらの金田一耕助に愛をこめて〜』

石坂浩二著『金田一です。』刊行記念 トークショー&サイン会 石坂浩二(俳優)×一瀬隆重(映画プロデューサー)〜祝!「犬神家の一族」公開−ぼくらの金田一耕助に愛をこめて〜』  (HMV渋谷)


■2006年12月18日(月)18:30 〜19:30(18:00開場)
■会場: HMV渋谷 3Fステージ
■ご参加無料
■ご参加方法:
要整理券。当日の先着順でお席をご用意いたします。12月12日(火)10:00より、書籍『金田一です。』を6階の青山ブックセンターHMV渋谷店店頭にてご購入のお客様に、トークショー参加整理券をお渡しいたします。
※3階イベントステージへのお問い合わせはご遠慮ください。
■お問い合わせ電話:03−5428−1775
■受付開始:2006年12月12日(火)10:00

金田一です。
 
<イベント内容>
究極の<金田一耕助論>がついに誕生。巨匠 市川崑監督との爆笑エピソードから、「金田一はなぜ、犯人をつかまえないのか?」といった永遠の謎まで、石坂浩 二氏自ら書き下ろしたエッセイ本の誕生を祝して、「犬神家の一族」のプロデューサーと主演俳優が語り明かします。 実はふたりは遠い昔、社長と社員の間柄。邦画界の秘話満載のトークになること請け合いです。これを聞かずして名探偵・金田一耕助を語るなかれ!


<書籍紹介>
金田一です。』 石坂浩二 著
定価:1,680円(¥1,600本体)
発売日:2006年12月12日
発売元:角川メディアハウス
版型:A5・160ページ(4色32ページ)


金田一耕助を演じることは、自分を探る過程でもあったのです。

石坂浩二 Koji Ishizaka


<出演者プロフィール>
石坂浩二 (いしざか・こうじ)
1941年東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1962年テレビドラマ「七人の刑事 あにおとうと」でデビュー。劇団「四季」所属を経て、映画、舞台、 テレビドラマなどで幅広く活躍。絵画、料理にも造詣が深く、著書多数。公職も多く、「横浜人形の家」館長、横浜観光コンベンション・ビューローの理事長な どを兼ねる。


一瀬隆重 (いちせ・たかしげ)
1961年兵庫生まれ。『犬神家の一族』(2006)プロデューサー。『リング』シリーズでJホラーブームを起こす。『呪怨』のリメイク『THE JUON/呪怨』とその続編『THE GRUDGE 2(原題)』で全米興行収入1位を連続して獲得。最新作に、岩井俊二監督『市川崑物語』(公開中)黒沢清監督『叫』(2月下旬公開予定)、中田秀夫監督 『怪談』(来夏公開予定)など。著書に『ハリウッドで勝て!』(新潮新書)がある。
http://www.takaichise.com/blog/ でブログ掲載中。


http://www.aoyamabc.co.jp/10/10140/#000119


  『犬神家の一族』のリメイクに積極的意味を見出せなくとも、市川崑×石坂浩二金田一ものの新作が撮られたということは喜ばしい。その副産物的に石坂浩二金田一のみを語った本が出て、こうして出版記念のトークショー&サイン会が行われたのだから、生まれて間もなくシリーズが終了したので、もはや新作は当然ながら、石坂浩二が長々と金田一を語ってくれる機会など訪れはしないと思っていただけに、こんな嬉しいことはない。
 まあ、64歳のオッサンを見て泣きそうになっては、どう考えても異様なので我慢したが、1時間に渡って金田一をめぐって語られる充実したものだった。
 内容自体は、これまで語られたことが殆どだったので、特に目新しくはなく、せいぜいフケを自身でパン粉を練って準備万端で控えていたとか、これも有名な市川崑の食事を石坂浩二が作るというハナシで、今回は肉をあまり食わせてはいけないとの判断で麺類で責めたというハナシぐらいか。後は、現場での市川崑の厳しさの一端とか、いかに石坂浩二が現場で緩和させる存在として振舞っているかというようなハナシなど。
 質問に次回作を問われて、当たればね、という当たり障りない回答をしつつ、『悪魔の手毬唄』は自転車でコケなきゃいけないから嫌だ。『獄門島』もターザンやらなきゃいけないから嫌だ。『病院坂の首縊りの家』は未だにハナシがわからないから嫌だ。と、笑いを取っていた。これはもう、次は『本陣殺人事件』ということで是非。
 一応、質問も出来たが、大体既に語られていたのと、自分が真に聞きたいこととなると、『病院坂の首縊りの家』が当初、石坂浩二の監督主演作で企画されていたことの詳細とか、偏りすぎるネタになるので、質問時間が大分あって深いネタまで言える雰囲気なら聞いても良かったが、場の空気を読まない自己満足的なことをしても仕方ないので控える。
 トーク終了後、6FのABCに移動してサイン貰う。
近年料理本以外出してない筈なので、金田一本に石坂浩二のサインってのは、この歳になると、こういったことで無邪気に喜んだりもしないのだが、流石に喜ぶ。自分にとっては映画の原点的存在なので。