『みえない雲』『大奥(秘)物語』『続・大奥(秘)物語』『好色 元禄(秘)物語』『大奥十八景』

）『みえない雲』（グレゴール・シュニッツラー）　

）『大奥(秘)物語』（中島貞夫）　

）『続・大奥(秘)物語』（中島貞夫）　

）『好色 元禄(秘)物語』（関本郁夫）　

）『大奥十八景』（鈴木則文）　

　
　『みえない雲』は、とても好きな題材だったので是非観に行くつもりだったのが逃してしまい、仕方なくレンタルで。
　『大奥』とかいう今年の正月映画はまったく食指が動かなかったが、喜ぶべきはそのソフト化に合わせて、東映の大奥モノが一気にDVD化されたことで、それも『大奥』に当て込んだのかどうか、いつもなら大きいレンタル店に行かないと、東映のレンタル許諾DVDは見つからないことが多いが、『大奥』関連作は、ウチの近所の小さな店でもドンと置いてある。お陰で半額日に誰も借りていないようだから一気に借り出しておいた。といっても、ビデオ、特集上映で観たことがある作品ばかりだが、DVDで高画質になっていることを思うと再見しておきたい。殊に『大奥(秘)物語』は好きなので幸い。中島貞夫、関本郁夫、鈴木則文が並ぶ壮観ぶりだが、本当は『大奥』を観ている主婦がこういった作品に手を出して、以降、中島貞夫を追いかけるとか、鈴木則文に狂う入り口になってくれれば良いと思うが、といって、嘗て極妻全盛期に、主婦がそこから東映ヤクザ映画を片っ端から観ていくようなことにはならなかったろうと想像すると、難しいかもしれない。大体―、『大奥』が好きな主婦が、『好色 元禄(秘)物語』とか観てどう思うのだろうか。