『グラインドハウス』『雷魚』『殯の森』
229)『グラインドハウス』【GRINDHOUSE】 (TOHOシネマズ六本木ヒルズ) ☆☆☆★★★
2007年 アメリカ The Weinstein Company カラー ビスタ 191分
監督/ロバート・ロドリゲス クエンティン・タランティーノ ロブ・ゾンビ エドガー・ライト イーライ・ロス 脚本/ロバート・ロドリゲス クエンティン・タランティーノ 出演/ローズ・マッゴーワン ブルース・ウィリス フレディ・ロドリゲス カート・ラッセル ロザリオ・ドーソン シドニー・ターミア・ポワチエ
フェイク予告編1 「マチェーテ」 (ロバート・ロドリゲス監督)
本編1 「プラネット・テラー アメリカバージョン」 (ロバート・ロドリゲス監督)
フェイク予告編2 「ナチ親衛隊の狼女」 (ロブ・ゾンビ監督)
フェイク予告編3 「Don't/ドント」 (エドガー・ライト監督)
フェイク予告編4 「感謝祭」 (イーライ・ロス監督)
本編2 「デス・プルーフ アメリカバージョン」 (クエンティン・タランティーノ監督)
フィルム傷をわざとつけることへの嫌悪(今度詳述)とか、長過ぎることへの不満はあるが、『プラネット・テラー』は、何も構えて観なければ別に普通に面白いB級活劇にはなっている。『デス・プルーフ』は、いくらダレさせるのも手法とは言え、あまりにも無駄な会話が多過ぎるが、後半のカーチェイスが始まった途端、現在ではもう観ることが適わない筈の的確なカット割と繋ぎでカーチェイスが演出されていることに、その疾走感の心地よさと共に全身を高揚感で満ちさせ、そして自然と涙が溢れ出るという経験をする。カーチェイス観ながら嗚咽している観客は明らかにおかしいのでガマンしようとしたが、もう本当に素晴らしい活劇が画面を覆っているので、涙なくしては見ていられなかった、ということだけを取り急ぎ記しておく。当然、『デス・プルーフ in グラインドハウス』『プラネット・テラー in グラインドハウス 』も観に行くが、『グラインドハウス』との違いも含めて気になる。
『追悼のざわめき公開記念』80’Sインディペンデント・フィルムメーカーズ特集上映
230)『雷魚』 (UPLINKFACTORY) ☆☆☆★★
1989年 日本 The Weinstein Company カラー ビスタ 140分
監督/平野勝之 脚本/平野勝之 出演/杉山正弘 小口容子 河野孝枝 柳沢美津子
231)『殯の森』 (ユーロスペース) ☆☆☆★★
2007年 日本 組画 カラー ビスタ 97分
監督/河瀬直美 脚本/河瀬直美 出演/うだしげき 尾野真千子 渡辺真起子 ますだかなこ 斉藤陽一郎