『ゴールド 地底大爆破』『カヴァルケード』『ドアをノックするのは誰?』『妖怪天国 ゴースト・ヒーロー』『PARIS-DAKAR 15000 栄光への挑戦』『大阪極道戦争 しのいだれ』

72)『ゴールド 地底大爆破』(ピータ・ハント) 
73)『カヴァルケード』(フランク・ロイド ) 
74)『ドアをノックするのは誰?』(マーティン・スコセッシ) 
75)『妖怪天国 ゴースト・ヒーロー』(手塚眞) 
76)『PARIS-DAKAR 15000 栄光への挑戦』(原田真人原田眞人〕) 
77)『大阪極道戦争 しのいだれ』(細野辰興) 

ゴールド ?地底大爆破? [DVD]

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ドアをノックするのは誰? [VHS]

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妖怪天国・ゴーストヒーロー [DVD]

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大阪極道戦争 しのいだれ [DVD]

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 最近中古ビデオ屋へ行けてない。せいぜいTSUTAYAで少し掘るぐらいになった。で、新宿TSUTAYAが中古は全品半額になっていたので、幾つか物色。全て150円〜300円ぐらい。
 『ゴールド 地底大爆破』は、ピータ・ハント×ロジャー・ムーアのパニック映画。確か山城新伍が解説してたサンテレビの「火曜映画劇場」(テレ東を遥かに凌ぐB級・C級映画を火曜22:00からという、子供にとっては、けだるい時間に放送する素晴らしい番組だった。しかし、サンテレビは昼間の映画番組も相当な作品をやっていたが、『おとなの絵本』共々、エロとB級映画を教えてくれたローカル局だった。後、青芝フックさんの生息地としても。ちなみに、タイトルが思い出せないのだが、新型の音速ジェットが誤って宇宙空間へ飛び出してしまい、スペースシャトル(?)で救出に行く映画って何だったのだろう。宇宙空間にゴム状のパイプを渡してそこから乗客を移動させていたのが印象的だった。もう一本、切り取られた腕が宙を浮いて移動し、ドアをコンコンとノックして入るという恐怖映像を幼少時にこの番組で観た記憶があるのだが、これもタイトルが分からない。それらしい映画を後に何本かビデオで観たが無かった。宙に浮くのが目高ではなく妙に低い位置なのが怖いのだ。これは、あまりの恐ろしさに観た夜うなされた。)で放送したようにも思うが、ちゃんと見返していないので、せっかくだから購入。
 『カヴァルケード』は未見。第6回アカデミー賞、作品・監督賞受賞とのこと。
 『ドアをノックするのは誰?』は、スコセッシの長編デビュー作。意外とDVD化されていないので購入。
 『妖怪天国 ゴースト・ヒーロー』は、現在でも80年代臭が漂う手塚眞(私がこの方をはじめて意識したのは、8歳ぐらいの時だったか、NHKの、いとうせいこうが司会をしていた『土曜倶楽部』に出演した時だったのではないかと今にして思う。ブルーバックの前で顔にタイツをカブリ、ベレー帽にメガネで父親を模した格好の眞っちゃんが昆虫を追うような映像を自作自演しているのを見て、漫画家としての手塚治虫をいたく尊敬していたので、妙な怒りがこみ上げてきたのを覚えている)の1990年の作品。伊武雅刀桐島かれんパッパラー河合ラッキィ池田という並びだけでもう。脚本は、原田真人原田眞人)。
 で、その原田真人原田眞人)の『PARIS-DAKAR 15000 栄光への挑戦』も、DVD化されないであろうと見込んで購入。初期原田作品の試行錯誤の日々はまとめて再見したいと思ってはいる。
 『大阪極道戦争 しのいだれ』は、ここら辺りから、観たい日本映画を観ることが=で役所広司の新作を観るのと同じになった。このあと2年間の出演作がものすごい。『KAMIKAZE TAXI』『Shall weダンス? 』『眠る男』『シャブ極道』『失楽園』『うなぎ』『バウンス ko GALS』『CURE』といった現在も尚付き合いの続く監督たちとの最初の作品がこの時期に並んでいる。単にこちらが高校生になって、より映画方面を観るようになっただけだと言ってしまえばそれまでだが、日本映画も映画雑誌も面白い時期だったように思う。