『毒婦お伝と首切り浅』(☆☆☆★★★)
『キネマ旬報 2008年9月下旬号』購入。
次号から値上げするんだと。890円になるとか。『ロードショー』の休刊とか、雑誌媒体の現況とか、ミニコミ誌の隆盛とか、諸々思う。
- 出版社/メーカー: キネマ旬報社
- 発売日: 2008/09/05
- メディア: 雑誌
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シネマヴェーラ渋谷「妄執、異形の人々III」より牧口雄二『毒婦お伝と首切り浅』(☆☆☆★★★)を観る。
至福の62分。
過剰さと軽快さとニューシネマの破滅性と青春が62分に凝縮された快作。『玉割り人ゆき』の方が洗練されているが、ピラニア軍団総動員の爽快な犯罪劇として魅力が溢れている。制作・松平乗道、脚本・大津一郎というコンビは学生時代教えを請うていたので、毎度ながらもっと聞いておけば良かったという思いに駆られる。