雑誌

1)「キネマ旬報 9月下旬号」 キネマ旬報社

 「男たちの大和」は、実は東映主導の作品で、角川春樹は企画として乗ったにすぎないらしい。ようは「蒲田行進曲」や「魔界転生」と同様の、純角川映画とは異なる作品ということか。クレジットは『企画 角川春樹』だそうである。これで、監督脚本が純東映であることが納得できた。脚本は若手がアンカーとして入り、野上龍雄が直すらしい。

2)「東京人 10月号」 都市出版(株)

 「珈琲時光」公開に合わせて神保町特集とATG小特集と来れば買いである。しかし一青窈は、容貌からもっと映画や本に対して濃いこと言ってくれそうな期待を抱かせつつ、小津は観たことないとか、神保町は撮影以来とか、幻滅させることを言ってくれる。やはり、「マタンゴ」と「直撃地獄拳」が好きとか言ってしまう緒川たまきの方が強い。最近、市川崑の「ちりぬるを」「娘の結婚」に起用されている緒川たまきは、裏でコンに「『愛人』や『青春銭形平次』良かったです」とか言って気に入られているに違いないのである。
 ATG小特集は小と言いつつ充実している。来春に回想本が出る模様なので、その際には蠍座での上映作品一覧も付けてほしい。

3)「ダ・ヴィンチ 10月号」メディア・ファクトリー 
4)「別冊宝島『昭和・平成 テロ事件史』」 別冊宝島

別冊宝島『昭和・平成 テロ事件史』 (別冊宝島 (1064))
 実に薄っぺらな酷い文の雑誌なのだが、常時パラパラと見るには良いので購入。