映画 「毛の生えた拳銃」「血は太陽よりも赤い」「HOW TO LOVE 浮気の誘惑」

「17歳の風景」公開記念 若松孝二 レトロスペクティブ 2005

121)「毛の生えた拳銃」(ポレポレ東中野) 頭約5分未見につき評点不可

1968年 日本 若松プロダクション パートカラー シネスコ 70分 
監督/大和屋竺     脚本/大山村人(大和屋竺)     出演/吉沢健 麿赤児 大久保鷹 松田政男 佐藤重臣


122)「血は太陽よりも赤い」(ポレポレ東中野) ☆☆☆★★

1966年 日本 若松プロダクション パートカラー シネスコ 80分 
監督/若松孝二     脚本/大谷義明(榛谷泰明、寺島幹夫)     出演/大塚和彦 若原珠美 笠間雪男 一の瀬弓子 寺島幹夫

123)「HOW TO LOVE 浮気の誘惑」(ポレポレ東中野) ★★

製作年度不詳 日本 若松プロダクション カラー スタンダード 約15分 
監督/若松孝二
 「血は太陽よりも赤い」が観られるということに気を取られていて、今日平沢剛のトークイベントがあることをすっかり忘れていたが、驚いたのは、平沢が登場するなり、とりあえずこれを観て貰って‥と15分程の短編が上映されたことで、後でチラシを見たら「上映作品:『血は太陽よりも赤い』+若松関連作品」と書いてあった。
 で、上映されたのが「HOW TO LOVE 浮気の誘惑」。上映前に平沢がラブホテル用に製作した短編と聞いて、アッと思った。まさか、ハナシには聞いていた若松プロが量産したというラブホ向けのAVと言うか、ショートピンクと言うか、その実物を目にすることができるとは思ってもみなかった。平沢剛の「アンダーグラウンド・フィルム・アーカイブ
」や「映画/革命」は愛読しているので、嫌いなヒトではなかったが、こんなものを発掘してくる実行力が伴ったヒトであることを、ようやく今日わかった。ま、これまでもイロイロやってきたらしいし、ディレクターを務める今回のレトロスペクティブのプログラムも良い。
 若松プロが、こういった作品をやっていたと知ったのは「別冊宝島 シナリオ入門」で、荒井晴彦若松プロ在籍時に、因幡の黒兎のポルノ版というのを、このシリーズで書いたというハナシをしていたのを読んだ時だったろうか。その後、「映画/革命」で足立正生が(続く)


若松孝二考」 平沢剛 (ポレポレ東中野