DVD雑感 幻の映画たちー4/28の恐怖

緯度0大作戦 コレクターズBOX [DVD] 緯度0大作戦 [DVD]
 以前から発表にはなっていたが、改めて発売リストを眺めて恐怖してしまった4/28に発売されるDVDのハナシ等。
 DVDに関しては、昨年初めてブログ上で購入する度にカウントしたので、自身の一年間の購入枚数が明らかになった。それによれば152枚(タイトルを伏せたいAVは除く)だそうだから、1ヶ月約13枚となり、それが以前の年に比べて多いのかどうかはわからない。廉価版が増えたこともあり、買う枚数自体は良いとして、圧倒的に買っても観ていないので、これは本も同様だが、今年はそれらを消化することを主眼にしたい。と言うのも、DVDは焦って買っても再々発売も多く、その度に価格は下がる一方なので、あまり何でも買わないようにしようかと。又、廉価版も巡り合わせに任せて、その場で偶々欲しかった1本が安かったから買ったという形にしたいな、と。そうでなければムヤミヤタラと手を出してしまい、リアルに収集がつかない。
 で、慎重に買うなら当然中心になるのはBOXという間違った判断で、BOXモノの購入が増えるのではないかと。既に購入を始めてしまった若松BOXは後三弾出るし、3/30には「大島渚 DVD-BOX 1」が出る。
 待望の松竹での大島の諸作がDVD化されるわけだが、第一弾では「愛と希望の街」「青春残酷物語」「悦楽」が収録される。以降の予定は聞いていないが、松竹はこういったところは律儀なので全作出すのは間違いなく、大島作品の松竹権利保有作は9本だから、BOXで後2つ出ることになるだろう。製作順にはなっていないようなので、以降の組み合わせを予想しておくと政治の括りで「太陽の墓場」「日本の夜と霧」「無理心中 日本の夏」、犯罪の括りで「白昼の通り魔」「日本春歌考」「帰ってきたヨッパライ」、という当たっても外れても自己満足以外の何者でもない予想を一応。括り自体かなり強引なのだが。
 で、4/28に東宝から幻の作品が何故か連続で出る。「憂国」と「緯度0大作戦」で、「憂国」は昨年から話題になっていたので驚かないが、今年の頭に「緯度0大作戦」が出ると聞いた時は驚いた。今月末で閉館になる浅草東宝で以前、東宝チャンピオン祭り用の短縮版しか観たことが無く、それでもかなり面白かっただけにオリジナル版をようやく観ることができる。東宝もよく分かっているようで、4725円で通常版を出し、9975円で3枚組みのBOXを出す。ここには日本公開版、海外版、チャンピオン祭り版が夫々収録されるようで、いつまた権利が引っくり返るかもしれないという強迫観念で早めに購入してしまいそうで怖い。
 「憂国」は6300円と30分しかない癖に高いが、ま、観ることができなかったのだから仕方ない。その分特典は充実しているらしく楽しみではあるが。
 「映画秘宝」は石井輝男一周忌目指して「恐怖奇形人間」のリリースを目論んでいるらしいので「ノストラダムスの大予言」共々、末期の現行DVD市場で出し切って欲しい。 
 因みに西河克巳のお蔵入り映画「スパルタの海」がいつの間にやらDVD化されていたようだ。
 ttp://totsuka-yacht.com/eiga.htm

 戸塚校長役を伊東四郎がやるという、観たかった作品だけに入手したいとは思うが「人間革命」みたいなもので、会員のみの販売のようだ。こーゆー映画の見せ方は大嫌い且つ、戸塚ヨットスクールに金が入るのは嫌なので、普通に一般公開してもらいたいものだ。しかし、このサイト、本ページに飛ぶと、『戸塚校長の釈放まであと96日』と書いてあるし、下には恐ろしいコトがたくさん書いてありますな‥
 兎に角、観ないなら買わない、どうしても手元に置いておきたいモノだけ買うという形にしたい。BOX買いばかりで結果的に本数が昨年と同程度になったら嫌だが。