パンフレット 「男たちの大和 YAMATO」「SAYURI」

4)「男たちの大和 YAMATO」☆☆

 早くも今年のワーストパンフ候補。800円と高値の部類で変形横長のデカイサイズに辟易させられるが、それでも充実したパンフなら別に構わない。しかし、買って中を開いて呆れた(中身を確認してから買ったりしない。酷い内容でも買わなければならないのだから、苦悶の心境で800円盗られるよりも、買ってから酷い内容を見た方が、もう買ってしまった以上どうしようもないと諦めることができる)。中谷彰宏の本並に字が大きく、スカスカの中身。各スタッフのコメントも短い。それを無理矢理レイアウトしているから内容空疎感が一層際立つ。日本映画の場合はクレジットは本編と同じものを載せて欲しいと思っているので、このパンフはポスター、チラシと同等のクレジットしか載っていない。
 往年の旧角川映画のパンフは、(自分はリアルタイムで初めて観たのが「天と地と」だから末期に限られるのだが)平均価格でそれなりに内容も充実していた記憶があるので、こんな詐欺まがいの不出来なパンフには失望する。とは言え、パンフに関してはそういった点全てを了解した上で義務的に購入しているので、全て自身の責任である。

5)「SAYURI」☆☆☆★★

 700円だが中身はしっかりしていて、キャストのインタビューも充実している。これぐらいなら700円払ってもそう悔やまない。