レンタルDVD  「リンダリンダリンダ」

10)「リンダリンダリンダ

リンダリンダリンダ [DVD] 
 個人的には世評程高く思ってはいない(山下敦弘なら「リアリズムの宿」「くりいむレモン」の方が良い)が、それでも魅力溢れる佳作。
 とりあえず、再見用にレンタルしてきたが、オーディオコメンタリーも入ってないし、特典観たさにやはりセル版買おうかと。高いけど。
 山下敦弘の新作「松ヶ根乱射事件(仮)」はクランクアップしたらしいが、前評判では脚本の出来が凄く良いと。恐らく向井康介が書いている筈だがスタッフ詳細は不明。『バブル経済崩壊後の90年代初頭を背景に「すこしおかしな日本人像」が描かれる』そうである。主演は新井浩文。公開は2007年とのことで、恐らく初夏あたりにゼロ号があって、そこから延々と一年近く評判だけ聞かされたまま公開を待たされるという状態が続くと予想。
 内容だけ聞くと、これまでの山下作品で近いのは「ばかのハコ船」だろうか。殊にあの作品中の回想シーンで中学生時代の山本浩司の描写など、90年代前半っぽくて笑えた。