古本 「成城町271番地」

12)「成城町271番地」市川崑和田夏十    (白樺書房) 

 市川崑が好きだと良いながら、「市川崑の映画たち」は当然のこととして「成城町271番地」を持っていないのはモグリであると指摘されたことがあったが、古本屋でたまにしかお目にかからないし、ケッコーな高額だったりして控えていた。神保町で偶々三千円で見つけたので購入。後で調べたら、そこそこ良い価格だったようだ。再版されていないらしく、1961年の初版で入手。しかも表紙が逆になってしまっているのだが、読めれば良いやと。ま、45年前のものなので外観の傷みはそれなりにしているが、中身は割合綺麗。全盛期の書なので、「炎上」や「黒い十人女」についての詳細がコンテも含めて書いてあり、自分にとってはお宝的な書だなと喜ぶ。