DVD 「黒い絨氈」「サイン」

117）「黒い絨氈」　（バイロン・ハスキン）

118）「サイン」　（M.ナイト・シャマラン）

　117）1200円の廉価版で購入。幼少時にテレビで観て植えつけられた恐怖の代表作の一本。コレと「スクワーム」はやはり視覚の衝撃として忘れ難い。観終わった夜に寝ていたら、魘された末にガバと起き上がって、どこかへ行こうとしたのを親が必死で止めたそうで、幼少期の一時期あった夢遊病的発作を引き起こした恐怖映画の一本である。しかし、そーゆーのを止めずに放って置いたら、一体どこへ行こうとしていたのだろう。で、しかもそういう発作を悉くテレビで偶々見かけた映画から引き起こしているのに、観ることを止めない親も悪いんじゃないかと。
　118）数年前にシャマランを作家的に擁護すべきか否かを友人が延々語っているのを聞かされた時は、どーでもいいと思っていたが、結局そういう形でしか語られなくなってきたなと思う。自分は公開時に夫々観て、新作が掛かると、これまでの作品を何本か見返してから新作に臨むという形でシャマランを観て来たが、作家的擁護でも良いのだが、せめてトニー・スコットぐらいの幅の持たれ方で擁護されて欲しいなと。今は、あまりにも狭い枠組みでの擁護になってしまっているので、良い傾向とは思わない。だって雑誌媒体でもネットでも誰が擁護して、誰が貶すかも大体当たるし、各サイトやブログでも、ここのヒトはこう褒めるだろうというのまで、事前にある程度予想がつくのが健全とは思えない。
　今回は、集大成的とか言う評判も聞いていたことだし、早めに全作観直してから観ようと思っていたら、「シックス・センス」はDVDあるから良いとして他のはBSの録画があった筈と探していたら、D-VHSで録画したやつしかなく、文句ついでに言えば、初期のD-VHSはメーカー間の互換が悪く、二台あるデッキのうち使える方は再生互換がなく、もう一台は故障中なので、探し出したテープが観れないのに腹が立ち、まあ、千円前後で全部DVDが入手できるので買おうとHMVに行ったら、あったのが「サイン」だけだったので、とりあえず購入。千円也。