中原昌也が「名もなき孤児たちの墓」で第28回野間文芸新人賞を受賞

 副賞100万円&選考委員の一人は阿部和重。ようは、ドゥ マゴ文学賞蓮實重彦が選考委員の時に山田宏一が受賞したようなモンで、100万円は確実にCDとDVDとなって消える。それよりも重要なのは、今月「シネマの記憶喪失」が単行本化されることだ。


■追記(2006.11.13)
 『文學界』の最新号を立ち読みしていたら、『シネマの記憶喪失』が最終回とあって驚いた。最後に取り上げているのは『ブラック・ダリア』。ということは単行本は全回収録となるのねと思うが、どうも発売時期は遅れるようで、11月上旬発売と初期に告知が出ていたが、その気配がないので調べたら一部で12月となっており、boidの日記には1月末に発売になるとある。それに合わせてイベントをやるようなので要周辺チェックを欠かさないこと。たぶんベタに考えればABCでトークイベントとかでしょう。中原昌也阿部和重だけでなく、『シネマの記憶喪失』にゲスト参加した青山真治やハスミ先生も参加したりして。