『映画秘宝 2007年 03月号』

6)『映画秘宝 2007年 03月号』洋泉社

映画秘宝 2007年 03月号 [雑誌]
 ベストテン号の季節になると、近年は鬱陶しくなってきてしまう。ま、映芸はワーストがあるし、選者が悪くないので、読み応えがあるから良いが、キネ旬など、レギュラー記事を潰して決算号になる上、価格も上がるので、記録的に16年間買い続けているものの、本心的にはもう買いたくないのが正直なところだ。嘗ては、このヒトが何を挙げているかを実に楽しみに読み、自身の観ていない多くの作品に思いを馳せていたが、近年はそういう興味を持たせてくれる選者がいないので、興味をなくすのも致し方ないところだ。
 秘宝はその点緩いものだから、コイツたいして観てないのに選んでるからいい加減なベストだなとか思う選者も居るとはいえ、当初からそういう要素はあったのでそう気にはならない。専ら柳下毅一郎中原昌也ら数人のベストのみを眺めれば満足する。
 ところで、先月号から雑誌が薄くなった。ページ数が。定価はそのままに16ページ程減っている。今後もこの分量なのだろうか。ファビュラス・バーカー・ボーイズも来月で終了とのことで過渡期に入るのかどうか。