『ミュンヘン』『スーパーマン リターンズ』『ストレンジャー』『天国は待ってくれる』『殺人の追憶』『力道山』『ラストデイズ』『うなぎ 完全版』

34)『ミュンヘン スペシャル・エディション』(スティーヴン・スピルバーグ) 
35)『スーパーマン リターンズ 特別版』(ブライアン・シンガー) 
36)『ストレンジャー』(オーソン・ウェルズ ) 
37)『天国は待ってくれる』(エルンスト・ルビッチ) 
38)『殺人の追憶』(ポン・ジュノ) 
39)『力道山 デラックス・コレクターズ・エディション』(ソン・へソン) 
40)『ラストデイズ』(ガス・ヴァン・サント) 
41)『うなぎ 完全版』(今村昌平) 
42)『鬼畜』(田中登) 

ミュンヘン スペシャル・エディション [DVD] スーパーマン リターンズ 特別版 [DVD] ストレンジャー(トールケース仕様) [DVD] 天国は待ってくれる [DVD] 殺人の追憶 [DVD] 力道山 デラックス・コレクターズ・エディション [DVD] ラストデイズ [DVD] うなぎ 完全版 [DVD] 火曜サスペンス劇場2 鬼畜 [DVD]
 やばっ、買い過ぎた。


 ギリギリまで仕事して、ラピュタ阿佐ヶ谷での高倉健金田一版の『悪魔の手毬唄』最終上映に向かうが、時間に少し余裕があったので新宿周りで納品に行ったりしていたら、見事に電車一本乗り遅れて、上映開始10分後に着く。それでも諦めきれずに劇場へ向かうが、満席と言われスゴスゴと帰る。
 高倉健版の『悪魔の手毬唄』は、この15年間ずっと観たかったのに。あまりのことに、ラピュタの壁を後ろへ回ってガツガツと蹴ってやろうかと思うも、どう考えても早く来ない自分が悪いので、どうにもならず。しかし、平日の15時とかに来ようと思ったら、色々不義理やら仕事のペースやら何かと面倒な思いをして時間を割いて来てるのに、満席て。どんだけヒマな奴が多いねんと。平日の15時に絶対珍品に違いない渡辺邦男のミステリーを観に来る奴が何でそんなに居るのと。1週間上映があったのだから、さっさと来ていれば良かったと思うのみ。完全に最終日に慌てて見る夏休みの宿題状態の性格が災いしているとしか思えない。しかし、悪いのは自分だけではなく、東映がさっさと千恵蔵の金田一共々DVD出せば済むハナシなのだ。
 それにしても、平日の渡辺邦男でさえこんなんで、田中登をやった日には、どうなるんだろうか。 

 
 で、例によって、観る予定の映画を劇場前で追い返されると、表向きは平静を装いつつ、内心怒り狂っているわけで、その捌け口がバカ買いに向かってしまう。今回は運悪くDVDが何かと安かったのが不味かった。

 
 まずは、中野ブロードウェイで、34)、35)を。共に1800円。
 『ミュンヘン』は、試写会で観たきりだったので再見したかった。一見しただけでも秀作だと思ったが、日を経るにつれ観返したい思いが高まり、廉価版発売まで待つつもりだったが、『シネマの記憶喪失』とか読み返すと、やはり直ぐ観たいなと。で、状態の良い中古が1800円だったので即買い。
 『スーパーマン リターンズ 特別版』も、ワーナーだし廉価版待ちだったが、案外特典付きの方は直ぐに安くならないので、どうしようかと思っていたら同じく1800円だったので。劇場で、タイトルバックの段階で涙が零れてしまい、幼児体験の思い入れのある作品とかのリヴァイヴァルや、リメイクってのは不味いなと思った。なので、ちゃんと落ち着いて見返したかった。後は、例のバカ高いBOXをどうするかで、話題の初収録となる『スーパーマンII (リチャード・ドナー・カット版)』が凄いらしい。NGテイクを強引に使用してるから繋ぎが変だとか、ラストがエライことになってるとか。
 『ブラックサンデー』が1480円であったが、4月だかに1500円の廉価版が出るのでパス。

 
 秋葉原へ移動して、セールやってると聞きつけたので、昨日のうちにどこでやってるかを教えてもらい、出向く。着いてみれば、2年ほど前の正月にも決算セールやってた所で、毎回やってるのかと思っていたが、こういう時期にやってるのかと。
 で、36)〜42)を。かなり抑えたつもりが結果的には散財してしまう。ま、今回買ったのを全部で割れば1本辺り1500円だからと、納得させることにする。
 『ストレンジャー』1200円。オーソン・ウェルズの、と思っていたらコレPDで持ってたことに帰ってから気付く。まあ、正規盤だということで。
 『天国は待ってくれる』千円。ルビッチが正規盤で千円、しかも初めて観たルビッチがコレなので愛着がある。
 『殺人の追憶』780円。特典付きでこの値段なら安い。
 『力道山 デラックス・コレクターズ・エディション』500円。悪い作品とは思わなかったが、そう愛着もないのに、タイムセールで500円とか言うから、周りのヒトが取り合いになってたから、何故か強引に取ってしまう。
 『ラストデイズ』二千円。ガス・ヴァン・サントの三部作はBOXを買うべきか否かと迷っていたが、『ジェリー』も千円で買えたし、好調に安く集めることが出来ている。後は『エレファント』を千円代で入手できれば良い。作品としてもこの三部作は愛着があり、『ラストデイズ』も素晴らしかった。ガス・ヴァン・サントはこの後どうなるのか。
 『うなぎ 完全版』半額とは言え三千円。かなり買うか迷ったが、『うなぎ』への愛着と、今村昌平でディレクターズ・カットって…という思いで買ってしまう。レンタルで出回ってないし、中古も高いので。劇場版より20分の追加が行われている由。深作の『バトル・ロワイアル 特別編』でも思ったが、撮影所出身監督がこれまで作ったことも無いディレクターズ・カットを製作する心境とはどんなものなのかと思う。それを言い出せば、当初3時間あったと言う『カンゾー先生』のディレクターズ・カットも観たいものだ。
 『鬼畜』千五百円。放送時に観て録画もしているが、田中登だし、メイキング映像もあるというし、テレビでの田中登の姿が気になり始めているので。今から思えば、ながら視聴しながら最後のクレジットで田中登か、と思った作品はケッコーあった。