WHDレトロ・フィルム・コレクション第二弾

WHDのPDモノ第二弾が発表されたが、前回よりはコアな作品が並んでいるので、定価が780円と前回の500円より値上がりしているのがどうかと思うが、まあ、気楽に買うことができる。ただ、『恐怖の足跡』とか字幕に酷い箇所があったので今回も一抹の不安が無くもないが。PDモノの字幕は単に翻訳ソフトで直訳してるだけに思えることがあるが。
 ラインナップ的には、PDなんで他社で出ているものもあるが、『美しき生首の禍』は国内初ソフト化か?
 ただ、ここらへんの作品群は、「50 Movie Pack HORROR Classics」というBOXを買えば輸入業者を間に噛ましても1本80円ぐらいで観ることができるので、以前からこのBOXを買うかどうか迷っていた身としては、字幕がアレなら、ノースーパーとは言え、輸入盤で良いかなという気も。

3月31日(土)
全国CD及びDVDショップにて発売!
RFC(レトロ・フィルム・コレクション)シリーズ■第二弾!
DVD/MPEG2/AC-3/リージョン2/日本語字幕
定価:各780円
字幕監修:石田 一
制作:WHDジャパン
販売:フォワード


究極のカルト作品群
今まで観る事の出来なかった、あのSF&ホラーが甦る!!


IDM-111
ロボット・モンスター
原題:Robot Monster(1953年)
監督:フィル・タッカー
出演:ジョージ・ナダー
要項 白黒/モノラル
時間 60分
ジャンル カルト・モンスター
ロボット・モンスター [DVD]
身体はゴリラの着ぐるみ、頭は潜水帽。しかし実は人類を滅ぼした宇宙人?!大の大人が真面目に作ったとは思えない特撮や穴だらけの脚本で全世界で有名になった超チープなSFの珍作。そのストーリーも奇抜。宇宙人放った恐竜に滅ぼされた人類。なんと生き残ったのは少年ジョニーとその家族だけ。さっそく宇宙人は攻撃をかけてるが姉のアリスに惚れてしまったので、宇宙人は一時停戦する事に…。制作は『月のキャットウーマン』のアル・ジンバリスト。光線なるチカチカがイライラさせられる。精神的にも毒される怪作に覚悟して観て下さい。


IDM-112
金星ロケット発進す 米国制作版
原題:First Spaceship On Venus(1959年)
監督:クルト・メーツィヒ
出演:谷洋子
要項 カラー/モノラル
時間 78分
ジャンル SF・スペースオペラ
金星ロケット発進す [DVD]
シベリアの『ツングース隕石』は金星からの惑星間宇宙船だった!金星人応答せよ!しかし、全世界からの通信にも応答なし。残された謎のメッセージを解明しに金星に旅立つ日本を含む8カ国国際探検隊。金星船コスモクラトール発進、彼らがそこで見たものとは…
リアリティのある見事な特撮と重厚なストーリーの本作は、後年の「惑星ソラリス」(72年)と共に作家スタニスワフ・レムの代表作「金星応答なし」の映画化。スミコ役を演ずるは、当時の日本の国際派映画女優谷洋子。50年代SF映画の傑作というわれる一本。


IDM-113
来るべき世界
原題:Thing To Come(1936年)
原作・脚本:H.G.ウエルズ
出演:レイモンド・マッセイ
要項 白黒/モノラル
時間 92分
ジャンル SF・近未来
来るべき世界 [DVD]
H.G.ウエルズ原作だけでなく、脚本まで手がけたSF映画の古典。近未来都市エヴリタウンは敵国の襲撃を受け大きなダメージを負う。これをきっかけに戦争は20年以上続き、独裁政権の下、荒れ果てたエヴリタウン。しかし彼らは困難を次々と乗り越える。手塚治虫が同名の漫画を描いていた事からも分るが、チャールズ・チャップリンジョージ・ルーカスまでが影響を受けたと言われるウエルズの未来感は70年以上たった今も驚嘆に値する。監督は『火星人の襲来』のウィリアム・キャメロン・メンジース。製作はアレクサンダー・コルダ


IDM-114
メシア・オブ・ザ・デッド 〜ゾンビの群れ〜
原題:Messiah Of Evil(1973年)
監督:ウィラード・ハイク/グロリア・カッツ
出演:マイケル・グリーア/マリアンナ・ヒル
撮影:スティーヴン・M・カーツ
音楽:フィラン・ビショップ
要項 カラー/モノラル
時間 89分
ジャンル ホラー・ゾンビ
メシア・オブ・ザ・デッド [DVD]
画家の父を探す為に、アトリエのある海辺の街に来たオーレッティ。しかし、父の残した手がかりの日記には、100年前のゾンビ伝説が書かれていた。オーレッティは青年トムとその仲間と知り合う。その頃、町ではあまりにも恐ろしい事件が起こっていた。それは新しいゾンビ伝説の誕生でもあった!!見事な演出は観る者すべてを恐怖で震え上がらせるだろう。監督・製作・脚本を手がけたのはウィラード・ハイクとグロリア・カッツ。彼らは後に『インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説』の脚本家として有名になるが、その才能は本作に遺憾なく発揮されている事は確かだ。特にアートを使った演出は美しいだけでなく、恐怖シーンを盛り上げるのに上手く使われている。また個性的な数々のゾンビも見物だ。


IDM-115
美しき生首の禍(わざわい)
原題:The Brain That Wouldn't Die(1962年)
監督:ジョセフ・グリーン
出演:ハーブ・エヴァース
要項 白黒/モノラル
時間 82分
ジャンル ホラー・サイエンス
美しき生首の禍 [DVD]
コートナー博士の息子ビルは天才的外科技術の持ち主だった。しかし彼の過剰な自信は交通事故を招く。同乗者だった婚約者のジャン・コンプトンは事故の犠牲者になるがビルは残った首だけを蘇生させる事に成功する。しかしビルの野望は止まらず、ジャン・コンプトンに似た女性を探し、身体を奪う事を思いつく。『顔のない眼』や『フランケンシュタイン』を彷彿させる医学ホラーのカルト作。日本で放映時のタイトルは「美しき生首の禍い」や「死なない頭脳」だった事もある。


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