『悪霊島』『淫紋』『肉布団』『情事の履歴書』『堕胎』
6)『悪霊島』(篠田正浩)
7)『淫紋』(向井寛)
8)『肉布団』(向井寛)
9)『情事の履歴書』(若松孝二)
10)『堕胎』(足立正生)
6)DVDが発売されたので、本編自体は容易に観れるようになったが、しかし『LET IT BE』『GET BACK』はカヴァーと差し換えになった。もっとも名作でも何でもないこの程度の作品が音を差し換えて発売されること自体珍しいのだが。とは言えカヴァー選曲が悪くて、アレならインストゥルメンタルにしといた方が良かった。大体、ジョン・レノン暗殺のニュースから回想に入るのに、そこに『LET IT BE』がかかるのは、藤子・F・不二雄が死んだと言ってるのに『怪物くん』を流すようなもので、名義上はレノン・マッカートニーとは言え、ポールの曲なのに。『GET BACK』も同様。
嘗ては、ちょっと大きめのビデオ屋へ行けばビデオはまだあったが、間もなくあまり見かけなくなった。DVCAMにダビングしておこうと思いつき、久々に借りる。後、『LET IT BE』がシングルヴァージョンか、アルバムヴァージョンかの確認も。
加賀丈史が金田一を演じているが、それよりも、篠田正浩が岩下志麻にオナニーをさせたことが話題の作品。「志麻、オナニーやってみろ。いつもみたいにやるんだ」。
7)8)引き続き、60年代末から70年代頭のピンク映画を向井寛で。
9)DVDも持っているが、初期に出たビデオはノートリミングなので、画面サイズの確認用に借りておく。『荒野のダッチワイフ』といい、いちばん最初に出たやつだけが、ノートリで、以降DVDに到るまで無様にトリミングしてあるのは酷い。
10)足立正生の商業デビュー作『堕胎』のビデオが某店に置いてあると聞いて、ソフト化されているなんて初耳なので本当かよと思った。店名を聞いた後、知り合いに場所を聞いた。すると、アンタ前その店で借りてたよと呆れられ、よくよく場所を聞いてみると、越してきた頃に何度か行った事がある店だった。暇だったから自転車で20分ほど南下するだけで行けたので、何度か行ってレア作品だけダビングしていたのだが、店名を全く覚えないので分からなかった。となると、俄然はっきりとアソコにはそんなものは無いと断言できたので行くまでもないと思ったが、気になり始めてついでに寄ってみたら、本当にあるし。完全に見落としていたのだろうか。
ともあれ、借りてくる。本当に正規版なのかどうか。DVDの初期の頃もそうだったが、ビデオ初期の頃は信じられないものがポンと出て、それっきりになっていたりするので奥が深いというか恐ろしい。