『要人誘拐』『おすぎのシネマトーク 』
31)『要人誘拐』山本峯章 (晩聲社)
32)『おすぎのシネマトーク 』杉浦孝昭 (シネ・フロント社)
- 作者: 杉浦孝昭
- 出版社/メーカー: シネ・フロント社
- 発売日: 1986/05
- メディア: 単行本
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コレ、事件発生が86年だから、8歳頃だから仕方ないとは言え、若い王子様が誘拐されたのだとばかり思っていた。指チョンパされて気の毒にと。だから、実物見たら、ちっとも若い王子様では無かったのでガッカリした。三遊亭円楽が星の王子様で売れたのを知ったのは、遥か後のことである。全く関係ないけど。
それにしても、かいじん21面相といい、80年代の劇場型犯罪は、幼少時の事件の概要を掴めていたとは思えないような微かな記憶ながらも未だに強く印象を残していて、何とも言えない不気味さがある。
かいじん21面相の映画化に強く惹かれるのだが、劇場型犯罪過ぎて、映画として再構築させるのが難しい。『K.T』を観る限り、阪本順治でやって欲しいのだが。
32)持ってたような気がしたけど、たぶん持ってない筈なので購入。600円。
大林宣彦にも、新藤兼人にも、山田洋次にも、篠田にも、深作にも、等しくタメ口で話す、おすぎの80年代半ばの映画本。森田芳光からは単行本収録許可下りずとのこと。まあ、森田がいちばん偉そうにしていた頃だから仕方ない。
案外おすぎって、シネフロントにも、キネ旬にも映芸にも、リュミエールにも書いていた時期があった。