『マグノリア』『青い珊瑚礁』『インビジブル』

)『マグノリア コレクターズ・エディション』(ポール・トーマス・アンダーソン) 
)『青い珊瑚礁 コレクターズ・エディション』(ランダル・クレイザー) 
)『インビジブル コレクターズ・エディション』(ポール・バーホーベン) 

マグノリア コレクターズ・エディション [DVD] 青い珊瑚礁 コレクターズ・エディション [DVD] インビジブル コレクターズ・エディション [DVD]
 これまでの表記が面倒臭いので、メモ代わりに日記形式にして後で清書しようとしていたら、そのメモすら書かなくなってしまったので、慌てて思い出す限り遡って書いていくことにする。

 中野ブロードウェイでジュエルサイズ盤のセールをやっていたので適当に物色。
 ジュエルサイズといっても、基本的に同一マスターでトールサイズで再発売しているものも多いので、DVDの初期に出たビデオ化時のマスターを流用してエンコードも不味いようなものさえ掴まなければ、お得な買い物ではある。従って、安くても画質の悪いと言われているものや、その後、ニューマスターで出ているものはパスして、3本購入。
 
 『マグノリア』は、セール品ではなかったが、ジュエル盤は特典ディスクが付いているので。1480円。『バベル』を観て、これなら『マグノリア』の方が遥かに面白いと思ったのと、それ以前から最近、PTAのことを考えることが増えたので、ということもある。又、『ブギーナイツ』と『パンチドランク・ラブ』はDVDを持ってるのに『マグノリア』を持っていないのは如何なものかと思ったからということもある。夫々公開時以来観返していないが。
 『ブギーナイツ』も『マグノリア』も好きなのだが、後半で失速した感が初見時にはあり、そういう意味でバランスが良く纏まっていると思ったのは『パンチドランク・ラブ』だが、再見で引っくり返る可能性も多分にある。
 
 『青い珊瑚礁』500円。世代的にはリアルタイムで観たのはリメイクの『ブルーラグーン』で、思春期の男子の妄想を掻き立てるシチュエーションだし、無人島への漂流は『南の島のフローネ』を幼少時に観たのが原初の風景だと思うが、そこから『十五少年漂流記』→『蝿の王』→『ブルー・ラグーン』→『青い珊瑚礁』→『男性と女性』という流れで観て行ったと思うが、今から思うと、確かに同じ無人島漂流モノではあるが、実に節操のない組み合わせで、『蝿の王』を読みながら『ブルーラグーン』を観て喜ぶ中1というのは、何にも考えてないなと。『ブルーラグーン』の予告篇に、松田聖子の『青い珊瑚礁』のカヴァーが流れてたのとか、妙に覚えている。
 
 『インビジブル』300円。今は亡きシネフェスタで観た筈。ポール・バーホーベンに、ハリウッドのと訣別を決意させた作品だが、『スターシップ・トゥルーパーズ』の次がコレかよという思いはあったが、大して面白くなかった記憶があるが、再見するとどうだろうか。

 
 レコミンツでDVDを観ていたら、コミティア帰りのchristofさんが入ってこられて、christofさん編集発行の『http://blog.taco.shop-pro.jp/?eid=241594ペロペロコミックVol.2』を頂く。前号はタコシェでも売れ行きが好調だったそうで、今号も既にタコシェに納品してきたとのことだったので、是非御一読を。ちなみにchristofさんが今号『映画芸術』に書かれている『アメリカ映画のいま 脚本家監督映画の隆盛とピーター・モーガンの2本』という一文も、90年代半ばまでの映芸みたいで良い。ベスト/ワーストに外国映画を載せなくなってから日本映画専門誌という印象が強い映芸だが、90年代半ばまでは、外国映画への視線もそれなりに向けていたので、こういう記事が増えれば良いと思うので、併せてどーぞ。