『ニワトリはハダシだ』『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』『大蔵怪談傑作選 THE SPECIAL COLLECTOR’S BOX(怪談バラバラ幽霊/生首情痴事件/沖縄怪談 逆吊り幽霊・支那怪談 死棺破り)』

)『ニワトリはハダシだ』(森崎東) 
)『スター・ウォーズ エピソード3  シスの復讐』(ジョージ・ルーカス) 
『大蔵怪談傑作選 THE SPECIAL COLLECTOR’S BOX』
)『怪談バラバラ幽霊』(小川欽也) 
)『生首情痴事件』(小川欽也) 
)『沖縄怪談 逆吊り幽霊・支那怪談 死棺破り』(小林悟・邵羅輝) 

ニワトリはハダシだ [DVD] スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐 [DVD] 大蔵怪談傑作選 THE SPECIAL COLLECTOR’S BOX [DVD] 大蔵怪談傑作選(1)「怪談バラバラ幽霊」 [DVD] 大蔵怪談傑作選(2)「生首情痴事件」 [DVD] 大蔵怪談傑作選(3)「沖縄怪談 逆吊り幽霊・支那怪談 死棺破り」 [DVD]
 『ニワトリはハダシだ』が、中野ブロードウェイラオックスで千円というネタをヨソのブログで知り、早速向かう。
 が、ブロードウェイにLAOXなんてあったっけ?と来てから思ったが、今度オープンしたようで、1Fで直ぐに見つけた。既にモノは少なくなっていたが、無事『ニワトリはハダシだ』を確保。千円なので嬉しい。森崎東の秀作だが、公開時以来見返していないが、今村昌平亡き後は、重喜劇を撮れる唯一のヒトになってしまった。
 知的障害、在日、汚職といった、これ見よがしになりがちなテーマを詰め込みながら、決してそうはならず、軽やかに描く手腕は衰えておらず、観ていて興奮した。しかし、公開時だったか、ソフト化された時だったか忘れたが、社会的テーマを一方的に映画で語るなんてサイテーだ、というような拒否反応を示す若いヒトが見受けられたことには驚き、それなら、50年代、60年代の社会派監督のみならず、かなりの旧作を観るだけで拒否反応を示すことになるんだろうなと思うと、気の毒になった。近年の日本映画が、特にメジャーではそういったテーマの作品は徹底して避けられているので、幼少時からヌルい映画しか観たことなければ、そういった直情的なコトを言ってしまうようになるのだろうか。
 映画史への無知といった大層なハナシではなく、コトはここ数年の作品に遡るだけで事足りる。『蒼き狼 地果て海尽きるまで』で、日本語を喋るなんて不自然だ→そんな映画はサイテーである。という言説にしても、『楊貴妃』の頃まで戻らずとも、『敦煌』や、『西遊記』は別に良いのかと言いたくなるし、観る前から『俺は、君のためにこそ死ににいく』のような作品が作られてしまう日本映画は終わった、などと言ってるヒトは、『プライド 運命の瞬間』には、どう思ったのかとか、『大日本帝国』はどう観たかとか、『明治天皇と日露大戦争』『天皇・皇后と日清戦争』『明治大帝と乃木将軍』『皇室と戦争とわが民族』辺りには、比較してどう思ったのかを聞いてみたいなどと思った。とりあえず自分は、『俺は、君のためにこそ死ににいく』は、岸恵子が出演しているので観ないワケには行かず、金券ショップで300円ぐらいのがあるだろうと踏んでいたが、980円のしかなかったので仕方なくそれを購入したから、近日中に観る予定である。
 『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』は、同じくラオックスで千円であったので購入。これでDVDでのスター・ウォーズ関連はコンプリート。実際のところ、このシリーズには特に愛着もなく、そう諸手を挙げて面白いとも思わない(その割には、旧シリーズはLDで劇場版、特別版、DVD特別版と集めているが)ものの、まあ、観ないわけでもないこともないので、それに新シリーズのDVDは千円代で投売りしているので買い始めたが、3本合わせても4千円以内で買えていると思う。
 『大蔵怪談傑作選 THE SPECIAL COLLECTOR’S BOX』は5600円。コレ、前に『沖縄怪談 逆吊り幽霊・支那怪談 死棺破り』だけ単品で1980円で売ってた時に何の気なしに買ったのだが、後でやはりBOXで買うべきだったと後悔し、売り払っていたので、同じものを1本含んで買い直すというマヌケなことになったが、まあ、価格的には手頃だったかと。昨年ユニオンかどこかで、タッチ差で持って行かれたことを今思い出した。ともあれ、『生首情痴事件』なんて、やっぱりちゃんと出来ていて、感心させられる出来だったので、手元に置いておきたいとは思う。