『The Official CRAZYCATS Graffiti』

15)『ジ・オフィシャル・クレージーキャッツ・グラフィティ /The Official CRAZYCATS Graffiti』 河出書房

ジ・オフィシャル・クレージーキャッツ・グラフィティ

ジ・オフィシャル・クレージーキャッツ・グラフィティ

 植木等が亡くなったから復刻されて入手できたというのは悲しいが、発売後、直ぐに入手できなくなっていた『ジ・オフィシャル・クレージーキャッツ・グラフィティ』を、13年ぶりに手にすることができた。400頁の重さに改めて圧倒され、当時よりも安い3980円で購入できることを幸せに思う。
 それにしても、物凄いスチールの数と資料の細かさで、遅れてきた世代としては、本書とムック版『テレビの黄金時代』、LDの『クレージーキャッツ・メモリアル』で、クレージー追体験するしかないようだ(ただ、フジの『ザ・ヒットパレード 〜芸能界を変えた男・渡辺晋物語〜』のDVDの特典には、<【特典】(映像) 特典DISC 1枚 (46分収録)【内容】「番組直前スペシャル」・「テレビ番組・完全版」(おとなの漫画?・ おとなの漫画?・シャボン玉ホリデー)・「歌・完全版」(植木等「枯葉」・クレージーキャッツ「スーダラ節 」・クレージーキャッツ・ステージ・ザ・ピーナッツ「可愛い花」・キャンディーズ「年下の男の子」)・「CM・完全版」(アイデアル洋傘骨CM)>が入るらしいので気になる)。
 13年前に、植木等浜美枝が『風と共に去りぬ』風のキスをしている見開きスチールが印象に残っていたが、それは勘違いで、ハナ肇京マチ子の『足にさわった女』のスチールだった。今なら一発で『足にさわった女』と分かるのに、15の俺は無知だった。
 やはり、当時無理してでも買っておけば、自分のクレージーの理解度は大きく変わったのではないかと思うと後悔する。

 そーいえば、本書を買い求めた青山ブックセンター本店の映画コーナーで、↓こんなんやってた。


いまおかしんじのフェア」として、『裸々裸三昧』含めた松島出版関連物なども並び、いまおか作品のパンフ、DVDが並んでいる。その下にはロマンポルノDVDが揃い、関連本も並んでいるので、ピンク・ロマンポルノの現行入手可能本が揃っているので、思わず買い逃しのモノを買ってしまいそうになる。ま、クレージー本が高いから他は買わなかったが。