『大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート』『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』『死んでもいい』『東京日和』『EM エンバーミング 遺体処置』
)『大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート』(曽根中生)
)『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』(森崎東)
)『死んでもいい』(石井隆)
)『東京日和』(竹中直人)
)『EM エンバーミング 遺体処置』(青山真治)
ビデオLINKで買う気無かったのに、つい105円のをズルズルと。
『大人のオモチャ ダッチワイフ・レポート』のみ千円。曽根中生×大和屋竺の傑作。曽根中生の作品は多くは観ていないが、観ている範囲では、本作と『実録エロ事師たち』がかなり好き。しかし、ジェネオンのロマンポルノDVD化には含まれていないということもあり、購入。とは言え、ジェネオンでは今月発売の第8期から10期にかけて、初ソフト化も含めて曽根中生が8本DVD化されるので、ケッコーなハナシではあるが。
『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』は、CSを録画したやつしか手元に無かったのでDVD化されてないことだし、先日続編の『ニワトリはハダシだ』を買ったこともあり購入。
『死んでもいい』は初めて観た石井隆。年齢的にはリアルタイムで石井隆を知った作品となると、丁度ここになる。
『東京日和』は、伊丹十三で言えば『あげまん』になるのかも知れない。それまで批評家筋に好意的に迎えられていた竹中直人が一気に嫌われた作品で、桂千穂がどこにそんな金があるのかと厳しく批判していたが、19歳でこれを公開時に観たら、やたらと泣けた。以降見返していないから今観るとどうだろうか。ただ、最新作『サヨナラCOLOR』も好きだったので、竹中直人の過剰なセンチメンタルは嫌いではないのかもしれない。
しかし、それまでガラガラだった竹中直人の作品が、中山美穂効果か激コミだったのが印象的だった。このときまでの中山美穂の映画の選択眼は見事だった。
『EM エンバーミング 遺体処置』は、既にこの時期で、青山真治が未だこんなのやるんだ、と思った作品だったように思う。青山作品を中古ビデオで集めるのもかなり終盤に来たように思う。100円以内で買えているので良かった。